冬を健康に乗り切る火翔のパパッと薬膳はシナモンミルクティー
健康法
火翔(かと) 二人兄弟の上
ロマンチストで遊び人、薬膳を提供するレストランのシェフ。土樹の授業を受けに言っている。意外に細かいところも多くてよく気が利く
火翔「こんにちは!今日も身体に良い薬膳を紹介しますね」
「今日、紹介するのは寒い冬を健康に乗り切るためのシナモンミルクティーだよ」
シナモンミルクティー
シナモンは漢方では桂枝(けいし)や桂皮(けいひ)の名前で知られ、古代エジプト以来の香辛料です。
この香りは京都の名菓である八つ橋でもおなじみのものです。
薬効の幅は様々で、
- 免疫力の回復
- 胃腸の機能を整える
- 血液循環を改善する
などの作用があります。
桂皮は強壮・強精薬としても効果があるので冬に弱りやすい腎を強くする特効食材です。
牛乳には賛否がありますが、東洋医学から見ると気虚を補い老人や病後で虚弱などの場合に温めて食すことが推奨されます。
基本の性質は脂質の多さから冷やしますが、温めることで気(代謝)の弱りを補います。
また身体の熱毒や咽の渇きを除く働きがあります。
牛乳には皮膚をしっとりと潤す働きと、大腸を潤す働きがあるので、胃腸に熱がこもってなるタイプの便秘(気秘)などにも有効です。
そして紅茶には身体を温めて利尿作用があり身体の水分代謝を改善します。
紅茶は、
- 身体の冷え
- 憂鬱な気分
を改善するので金タイプにお勧めです。
発酵茶で成分が優しいので胃の弱い人でも飲みやすいですね。
高い殺菌作用もあるので風邪予防にもなります。
特にミルクティーは精神を安定させる作用が強いので、夜に眠れない時にもおすすめです。
ハチミツに含まれる
- ミネラル
- リンゴ酸
などの有機酸は酸性体質を弱アルカリ体質に変える効用を持っています。
ハチミツの効用としては
- 造血作用
- 整腸作用
- 胃回復
等たくさん発見されています。
そのため、どのタイプにも比較的に良い効果があります。
ハチミツを食べるとカルシウムを補給するので歯が強くなります。
内臓の回復を促し気虚と血虚を改善します。
またハチミツは赤痢菌などを殺菌し下痢を治します。
これはハチミツが腸内のビヒダス菌を増殖させるからですね。
つまり、悪玉菌は生きにくい腸内環境を作ってくれるわけですね。
色々な酵素類と水溶性ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
ちなみに加工品では、80%以上の特殊栄養が抜けているそうなので、アカシアやレンゲ等の種類で非加熱が理想です。
ハチミツはミツバチの体内で唾液酵素などによってブドウ糖と果糖に分解したものが濃縮されています。
さらハチミツは保存性に優れているので、保存料に頼らなくても大丈夫なのです。
ハチミツには強力な殺菌効果があるので、口内炎に塗ると効果的です。
ハチミツの美容効果がすごいのはビタミンやミネラルが豊富なだけではありません。
花の蜜を蜂が集めたあとに自分達の酵素で分解しているので、摂取後にに分解する必要はなく、すぐに吸収できます。
さらに非加熱のはちみつなら蜂の酵素も含んでいるので、消化も助けてくれます。
はちみつの主な効果と言えば美容効果以外にも
- 疲労回復
- 便秘の改善
- 咳止め
などもあります。
海外での研究結果では、一日にはちみつを大さじで3~4杯を食べることで様々な効果が得られたとあり、消化不良の患者に食前に30~90グラムのはちみつを食べさせたところ消化不良の改善が見られたとあります。
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冬に負けない身体を作ろう!
火翔「以上のような効果がシナモンミルクティーにはあるんだ」
「冬は寒さによって腎が弱りやすいからしっかりと身体の代謝を上げてくれるシナモンに気虚(代謝不足)を改善するハチミツを入れることで疲労回復や免疫力アップも期待できるからおすすめなんだ」
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院