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私が考える東洋医学とは特別な物ではありません。
よく西洋医学とどちらが優れているのかという質問も頂きますが、
私は東西で比べる必要は無いと考えています。
なぜなら、東洋医学も西洋医学も、
人間を見ている事に変わりはないからです。
今は、お互いが別物のように扱われていますが、
そう遠くないうちに、両者は融合し同じ結論にたどり着くものと考えています。
症状を抑えるのは、薬や点滴の方が速効性がありますが、
症状を出なくするには生活習慣の改善が必要ですよね。
患者さんが、どちらの要素を求めているかによって処方が変わるだけですね。
大切なのは、悩んでいる人にとって、何が最も必要か見極める事だと考えています。
その上で私の東洋医学の知識が役立てば嬉しい限りです。
患者さんの声
先生は身体全体を診る東洋医学に造詣が深いので、東洋医学の経絡学説を踏まえて骨や筋肉を調整するだけでなく、臓腑学説や現代解剖生理学の点からも、身体の表面から内臓の調子を診て身体を整えてくれました。
K・Sさま 薬膳マイスター
体質診断の基本
原因不明の症状に悩まされていませんか?
色々な事を試したのに、思うような成果が得られないと嘆いていませんか?
そんな時に大切なのは、優れた治療法を探す事ではなく、自分に合ったものを探しましょう。合わない治療を続けても百害あって一利なしですから。
こちらでは、東洋医学の気血津液から、あなたの体質を診断し、体質改善の方法も合わせて書いていきます。
東洋医学から見る五タイプ
木タイプ
気(代謝)が虚する事は無いので、血(栄養)が足りない時でも持久力のあるタイプ。
気(代謝)が強すぎると、津液(水分)が足りなくなるので、イライラや頭痛が起こりやすいですね。
交感神経が優位なので、活動的ですが興奮しやすく怒りやすいのも特徴ですね。
怒りという感情は、頭に熱を昇らせるので、津液(水分)を大量に消耗するので要注意。
過剰な代謝の結果として出てくる老廃物を排泄するために、健康のためには酸味を摂りましょう。
また、緑の野菜は水分が豊富なので、津液の補充のために意識して摂りたいですね。
火タイプ
最もバランスが繊細なタイプ。
気(代謝)と血(栄養)の片方が不足したり、両方が不足したりします。
心臓は身体の中で最も重要なので、些細な不足にも敏感に反応し精神面に影響します。
うつ症状を患いやすく、気持ちのアップダウンが激しいのも特徴です。
そのため、気難しそうな印象を受けやすいですね。
このタイプは、バランスを崩さないためにルールを重視し、遵守する傾向があります。
交感神経が優位なので、最も活動的なタイプなのですが水分不足だと自律神経の乱れを招きます。
津液(水分)の不足も起きやすいので、健康のためには熱を降ろす苦味と水分を多めに摂りましょう。
土タイプ
食べ過ぎる傾向にあるタイプ。
そのため血(栄養)は、不足するより過剰になりがち。
津液(水分)の滞りが起きやすく、腹部に熱が溜まるので、水分不足なら便秘になり、水分過剰なら下痢になって熱を排泄しようとするタイプですね。
水分不足の時には発熱しやすいので、健康のためには果物などの甘味で、身体に潤いをもたらしましょう。
自律神経のバランスは良いので、体調を崩す時は胃腸の疲れからが多いですね。
炭水化物が好きな人が多いので、量を食べる人は、ビタミンと水分も摂らないとむくんでだるくなりやすい。
金タイプ
身体の津液(水分)はあるが、気(代謝)は高くないのでテンションは高くないタイプ。
津液(水分)が乾燥により失われると、体調を崩すので要注意。
気(代謝)が少し低いので排泄力が弱く、腸内環境が乱れやすい。
結果として喘息やアトピー、花粉症などのアレルギーが最も出やすいのが特徴ですね。副交感神経が優位なので内向的な人が多いですが、好きな事はとことんやるタイプです。
代謝が低いので、血(栄養)が不足する事はあまり無い低燃費と言えます。
動かな過ぎて気(代謝)の低下により、体調を崩すか、乾燥により津液(水分)を失うと熱を出します。
健康のためには、辛味を摂って津液(水分)の巡りを良くして、白菜などの白い葉物野菜で水分を補いましょう。
悲しんだり憂えてばかりいると、気(代謝)が余計に下がるので要注意。
水タイプ
津液(水分)が最も多いタイプで、気(代謝)は普通のタイプ。
長時間働けるガソリン量の多いタイプなので、行動力が人一倍ありますね。
血(栄養)が不足する事はあまりなく、津液(水分)の割に気(代謝)が足りないために寒がりになりやすい。
だから行動を続けている方が、体調を維持しやすいのです。
健康のためには、食生活より運動などを生活に取り入れるようにしましょう。
適度に塩分を補給した方が水分のバランスは取りやすいですが、汗をかいて排泄する習慣があるとなお良いですね。
豚肉などのビタミンが豊富な肉類がお勧めです。
比較的に副交感神経が優位なので、行動にはメリハリがついているタイプです。
行動することを恐れてじっとしていると気(代謝)が不足するので注意しましょう。
東洋医学の目指す理想の食事とは
栄養学とは西洋医学の学問ですが、そちらから東洋医学を見るとどうなるのか?
東洋医学では色や味を重視します。
五行色体表の野菜や果物、肉、味などを栄養学の面から比較して書いていきます。
東洋医学では、
- 朝食は皇帝の食事
- 昼食は皇子の食事
- 夕食は皇后の食事
と呼ばれます。
とにかく量を多く食べる昼食を皇子の食事と呼びます。
逆に質素に食べるのが夕食となり、皇后の食事と呼ばれます。
最も栄養を意識して食べる朝食が皇帝の食事と呼ばれます。
この事から分かるように栄養面で最も重要視されているのは朝食です。