腰痛を東洋医学で体質改善
腰痛
2~3年以上も腰痛を患っている。
マッサージなどを受けてもなかなか良くならない。
姿勢が悪く運動不足と体重増加もあるから仕方ないと半ば諦めている。
そんな悩みを抱えていませんか?
腰痛解消に必要な事は、タイプによって違います。見当違いの対処では良くなりません。まずは、どんなタイプの腰痛か確認していきましょう。
タイプ別の腰痛とは
東洋医学だは代謝と水分量、自律神経に着目して五タイプに分類します。
同じ腰痛でも特徴があり対処法は違うので自分の体質を見極めて対処して下さいね
木タイプ
代謝が良く水分量が多いので体調はあまり崩しませんが睡眠時間が短過ぎたり暴飲暴食が続くと突然激しい痛みに襲われます。
交感神経が優位なので不必要な情報は遮断されやすく、痛みを感じる時には重症の時が多いですね。
対処法としては、臀部のストレッチがお勧めですよ。特にお尻の筋肉が原因になりやすいので、お尻の筋肉を伸ばして休息をとりましょう。
火タイプ
代謝がやや高く水分量がやや少ないタイプですが、無理をしなければ腰痛はあまり感じません。
根を詰めて長時間、腰に負担をかけるデスクワークや前傾姿勢が続くと、徐々に悪化していきます。
対処法としては水分摂取が重要ですね。また一時間おきに屈伸して熱と水分を移動させましょう。定期的な休息も忘れずに。
土タイプ
腰にハリ感を感じやすいタイプ。代謝と水分量は普通でバランスが良いので、無理をしなければ回復します。
便秘や下痢で、体調を崩している時に悪化しやすく、むくみからも起こりやすい。また食べ過ぎる傾向にあるので、腹部が固くなりやすく猫背ぎみです。
対処法としては、猫背を伸ばして良い姿勢を作る事ですね。腹部のストレッチが大切です。前屈みの姿勢は腰痛の原因になるので注意しましょう。
金タイプ
代謝がやや低く水分量が普通なので常にダルさを伴いやすいタイプ。
ぎっくり腰にもなりやすいが、何とか動けるくらいの痛みが特徴。背骨に沿った筋肉が原因になりやすいですね。
背骨の動きは、運動不足や普段の動作が小さい時に悪化しやすい場所です。細身の人はぎっくり腰に、がっちりしてる人はぎっくり背中になりやすいですね。普段からウォーキングなどで、身体に刺激を入れておくのが重要です。
水タイプ
代謝は普通ですが水分量が多いので、腰から足にかけてダルさを伴うタイプ。足がむくむと体調不良の前兆なので要注意。
冷えや水分不足がきっかけで、動けない位のぎっくり腰になるのが特徴です。大腰筋と呼ばれる筋肉が原因なので、腰が抜けそうな感じと訴える人が多いですね。
足腰を普段から温めて、白湯やスポーツドリンクで水分補給しましょう。特に秋から冬場は注意しましょう。
マグネシウム(Mg)
マグネシウム不足は、腰痛になると言われます。
筋肉の収縮にはカルシウムやナトリウムが働きますが、筋肉が弛緩する際にはマグネシウムが働きます。
マグネシウムとビタミンB2には、片頭痛の予防効果が期待できます。
マグネシウムが不足すると筋肉は収縮した状態を続けてしまい、血流が低下して腰痛を引き起こしてしまいます。土、金タイプに多い腰痛と言えますね。
マグネシウムは苦みの成分で、海藻類やキノコ類に多く含まれています。
積極的にそれらの食べ物を食べるようにしましょう。
理想は毎日の食事に海藻類などを少しずつ取り入れて、吸収過剰や排泄過剰にならないように気をつけましょう。
カリウムやマグネシウムを細胞内に運び込むのはアスパラギン酸の働きで、疲労物質である乳酸をエネルギーに変える手助けをするため、疲労回復にも効果があります。アスパラギン酸は昆布などに含まれます。
トリプトファンとビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムとともに身体を落ち着けるホルモンのセロトニンを生成します。
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まとめ
ぎっくり腰は大まかに分けて3種類存在します。
ポイントはお尻の筋肉と背骨の筋肉に太ももをあげる大腰筋です。
タイプによって問題が出やすい筋肉と原因は違いますので自分のタイプを見極めて対処すると良いですね。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院