気虚や血虚、痰湿、瘀血を改善する薬膳の食事例
2017年5月22日
2021年8月5日
パパッと薬膳
パパッと薬膳
薬膳
薬膳て難しそうですね。
時間やお金がかかるのは続きません。
そんな声を聞きますが実は薬膳とは医食同源の言葉通り日々の食生活に溶け込んでいます。
こちらでは普段から馴染みのある薬膳を紹介していきます。
普段から食べてる薬膳
ぜんざい
甘味の素材を引き立てるために塩を隠し味とします。
この時点で二味配合となります。
さらに、山椒が加わっていれば、辛味を加え三味配合の組合わせになっています。
餅は、エネルギー源として身体を補い気虚を改善します。
土タイプや水タイプに、ピッタリの薬膳で冬を乗り切る先人の知恵ですね。
麻婆豆腐
湿度が高い時に必要なのは辛味ですね。
季節の変わり目に効果的で、素材の組み合わせに注目しましょう。
- 豚肉が腎を養い
- 唐辛子が肺を養い
- 青ネギが肝を養う
そのため、こちらも三味配合になっています。
また、ネギの代わりにトマトなどの酸味のある野菜を入れても良いですね。土タイプや金タイプと相性が良いですよ。
ゴーヤチャンプル
有名な沖縄料理ですが、暑い時期にはピッタリの薬膳です。
- 豆腐は肺を養い
- ゴーヤの苦味が心臓を養い
身体を助けます。
そこに、豚肉と卵を使うので極めて栄養バランスに優れ気虚と血虚を改善します。
こもった熱をとり、血流を改善するので、木タイプと火タイプの夏にお勧めです。
酢豚
まず味付けに
- 酢
- 生姜
- 醤油
を使っているのですでに三味配合になっています。
そこに、
- 玉ねぎ
- 豚肉
- 人参
- ピーマン
を合わせているので抜群のバランスと言えますね。
ハチミツも入れれば一年中、効果的ですが夏から秋が合いますね。火タイプに土タイプ、金タイプにお勧めです。
とろろご飯
山芋は、身体の水分を補う食材で、火照りや口の渇きを癒やします。
そこに
- オクラ
- めかぶ
などのネバネバ野菜をプラスしましょう。
醤油をかければ、腎も補うので腎虚を改善し、春から夏にかけて水タイプに木タイプ、土タイプにお勧めです。
トロロそばにすれば、冷ます性質も加わり夏の火タイプにも良いですね。
ニラレバ炒め
- 鶏レバー
- ニラ
は木タイプに最適の組み合わせです。
そこに、浮腫をとる
- モヤシ
- 塩
- 胡椒
- 生姜
の三味配合で春から梅雨にかけての痰湿の改善に効果的で、木タイプと土タイプに最適です。
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まとめ
昔からの定番レシピはバランスに優れたものが多いですね。
今は一年中いろんな野菜がありますがやはり旬の時期に体質に合うものを摂るのが一番の薬膳です。
良い物があるというより薬膳には最適なものがあるという考え方ですね。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院