逆流性食道炎の人は年々、増えている!現代人の問題とは!
健康法
逆流性食道炎
胃には問題はなくても食道に炎症が起きている。
食べたあとや朝起きたときはいつも不快だ。
もらった薬を飲んでも変化なし。
食事の改善に気をつけても思うような変化が出ない。
こちらでは、一度なると治りにくい逆流性食道炎を東洋医学の観点から対処法を書いています。
こんな症状が逆流性食道炎
逆流性食道炎は、
- 吐き気
- 喉の不快感
- 呑酸(酸っぱいものが込み上げる)
- 胸焼け
などを感じます。
逆流性食道炎は虚実から見ると実に分類されるので体調が悪くない時にも起こります。
そのため、女性よりも男性の方が逆流性食道炎になりやすく、女性は虚である胃下垂になりやすいのも特徴です。
胃下垂と逆流性食道炎を併発している人は基本的に内臓が弱っています。
多くの医師は胃酸が増えすぎることを問題視するので制酸剤の処方を行います。
逆流性食道炎は高齢者に多い病気でしたが、食の欧米化とともに若い人にも増えています。
逆流性食道炎が治らない人はさらに身体が悪化!
東洋医学では、体内に余分な水分が溜まっている状態を水毒と呼びます。
余分な水分は尿や便から排泄するのが当然ですが、排泄が出来ていない時は上に逆流する場合もあり、それが逆流性食道炎となる場合もあります。
この場合は実の症状である逆流性食道炎が虚になった状態で、吐き気はありますが吐けません。
また、ゲップやおならが増えるのが特徴で、ゲップやおならをすることで過剰な熱を放出して症状を改善します。
軽いうちは胸やけやゲップなどの症状ですが、症状が悪化したときには嘔吐を伴います。
一度、吐き出すと頻繁に吐く癖がついて酸っぱいものもこみ上げやすくなります。
逆流性食道炎はくせになりやすい症状なので、根治するには長期的に食事を改善する必要があります。
逆流性食道炎を改善できる食生活
胃の機能は消化だけでなく小腸での消化が進んでいないときに、一時的に通行止めをすることも機能の一つです。
胃で通行止めが起きるのは、
- 脂質の摂り過ぎ
- 炭水化物の早食い
- 冷え
が主な原因となります。
男性に特に起こりやすいのは独身の時に偏食しやすいためでもあります。
若いときは平気でも消化能力の低下とともに悪化するのは食事を変えないからです。
基本的な対策としては、野菜を増やしてゆっくりと食べるという事です。
ですが、生野菜のサラダは内臓を冷やす性質があるので、夜ご飯に大量のサラダを食べることは胃の調子を考えたらおすすめできません。
野菜はスープや煮物、温野菜などの形で皮ごと食べられる食べ方が大切です。
おすすめなのは
- キャベツ
- ブロッコリー
- トマト
などの皮を剥かずに食べられる野菜です。
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まとめ
逆流性食道炎は一種類ではありません。
虚(機能低下)と実(機能亢進)が存在します。
大切なのは根本的な食生活の改善であり胃腸の機能を正常に戻すことです。
東洋医学が目指すのは強くも弱くもない中庸(平均の状態)です。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院