大阪市で東洋医学をする澤楽が紹介する狭心症の養生法
健康法
人物紹介
澤 楽(さわ らく)
東洋医学をベースに経絡内臓整体で身体の体質改善を目指す鍼灸マッサージ整体師。 栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康を実践している。プラチナ経絡整体で様々な疾患を解消しています。
火奈子(かなこ) 三人姉妹の真ん中 循環器系が弱りやすい火タイプ
オシャレ大好きで仕切り屋、ルールに厳しい面も。美容師で女性の薄毛に詳しく、キラリ美容を開発中。アロマを使ったリラックスできる時間は大事にしている。感情的だけど素直。火翔の幼馴染で、土麻と仲良し。
土麻(どま) 二人兄妹 消化器系が弱りやすい土タイプ
癒し系でのんびりや、食べることが大好き、澤楽の整骨院の受付嬢。インドア派でカラオケが趣味、患者さんにツボ健康体操を教えている。土樹の妹で、火なこと仲良し
火奈子「最近は、テレビ見てると心不全で亡くなる人が増えてるわね」
土麻「そうだね~、何で増えているのかな~」
澤楽「それは、季節も関係しているんだよ。冬の寒さは心臓に負担がかかるからね」
土麻「そうなんですか~」
澤楽「じゃあ、今日は心不全の原因となる狭心症について解説するね」
狭心症とは
狭心症とは心臓に大きな負担がかかった時に起こる胸痛や息苦しさなどの症状です。
心臓は毎日、過酷な運動を行っており24時間で約10万回も拍動しています。
拍動する回数や強さは身体の状態で左右されます。
心不全とは、心臓の機能が低下した状態で、心臓の機能が低下する主な原因が狭心症です。
例えば、酸素が必要になった時や栄養が不足しているときには拍動の回数が多くなります。
また、血流が悪い場合には力強く血液を送り出します。
ところが、血管の内側にコレステロールが沈着し、血流を妨げてしまうために充分な酸素が供給されないのが狭心症です。
血流が妨げられた時の狭心症の主な症状は、
- 発作的に胸が痛む
- 胸が圧迫されて息苦しい
- 急に不安になる
- 顔面が蒼白になり冷や汗が出る
などです。
狭心症の症状は、軽いうちは発作時間が3~5分と短いのが特徴です。
症状が軽いうちは、検査を受けても心電図は正常なことが多いので軽視されがちです。
ですが、冠動脈が狭くなっていても詰まり具合が50%以下の場合が見つからないだけで、発見される頃には50~75%まで詰まって危険な状態になっています。
そのため、軽くても症状が出るようなら早期の対処が大切です。
狭心症の症状は起こりやすいタイミングがあり、
- 激しい運動をした時
- 疲労や興奮した時
- 食べ過ぎた後
などによく起こります。
そのため、普段は平気だけどたまに起こるという人も注意が必要です。
東洋医学から見た狭心症
東洋医学から見れば、血管の詰まり具合よりも、血管が詰まるような体質に注目します。
東洋医学の分類だと狭心症を起こす身体の状態は、
- 瘀血(おけつ)
- 痰濁内阻(たんだくないそ)
- 陽虚(ようきょ)
にあると考えます。
瘀血は血液がドロドロになっており、心臓の負担が増えている状態です。
いわゆる高血圧の状態にあります。
痰濁内阻とは、血管の内壁に脂肪などが沈着している状態です。
陽虚は身体の代謝が低下している状態で、体温が低い状態なので寒さにより発作が起きやすい状態です。
食生活が悪く、血液検査に引っかかる人は瘀血や痰濁内阻の人がほとんどです。
年を重ねて、狭心症の症状が出る人は陽虚の状態が多いと言えます。
基本的な養生法としては、血流を良くする活血食材を意識します。
血流を良くするのは、
- ネギ
- 玉ねぎ
- 青魚
- ニラ
などが挙げられます。
どれも血液の流れを良くし、血中の中性脂肪や血管壁に沈着したコレステロールなどを流し去ってくれます。
また、しっかりと水分を飲んで、ゆっくりと休むことも大切です。
代謝が低下する主な原因として、疲労の蓄積もあるので薬だけを飲んで血流を良くしても根本的な解消にはなりません。
また、基本的な食生活としては、
- 肉類を減らす
- 魚や野菜を中心にする
- 発酵食品を増やす
- お酒は少なめ
などは大切です。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院