土樹のピンとくる栄養学は腸内細菌が作るビタミンB群
ピンとくる栄養学
土樹(どき) 二人兄妹 消化器系が弱りやすい土タイプ
人間関係を重視してボランティア大好き、土麻のお兄ちゃん。想像力が豊かで歴史もののマンガが大好き、栄養学と生理学を教える大学教授。木一郎と金光とはセミナー仲間
土樹「こんにちは。今日も栄養学の講義を始めます」
腸内細菌の話
腸内細菌は病原体の排除が仕事です。
そして腸内細菌は食物繊維を餌にしてビタミンを生成します。
食物繊維が分解されると、
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- 葉酸(B9)
- パントテン酸(B5)
- ビオチン(B7)
- ビタミンK
などのビタミン類が作られます。
ビフィズス菌をはじめとする善玉菌は、ビタミンB1、B2、B6、B12などのビタミンB群、ビタミンK、葉酸などを作る働きがあります。
ビフィズス菌が作るビタミン産生量は、一日に身体が必要とする約2~3割ほどになります。
ビフィズス菌はオリゴ糖をエサにして増えるので、大豆やゴボウ、アスパラガス、タマネギ、トウモロコシ、にんにく、バナナなどを食べることが大切です。
ビフィズス菌が少なくなり腸内細菌のバランスが乱れると、
- 動脈硬化
- 虚血性心疾患
- 潰瘍性大腸炎
- アレルギー
などの原因になると考えられています。
腸内細菌のバランスは、食事内容によって大きく変わり特に食物繊維の摂取量が決め手となります。
他にも蛋白質や脂質の摂取量が腸内細菌のバランスに影響を与えます。
さらに加齢によって腸内細菌の中でも悪玉菌が増えることが分かっています。
そのため、加齢とともに意識的に食物繊維を増やさないとビタミンB群は不足する傾向にあります。
また抗生物質は腸内細菌を減らしてしまうので、腸内細菌のバランスを大きく乱す原因となります。
腸内細菌がビタミンB群を作ってくれる
だからビタミンB群のサプリなどを摂るよりも、食物繊維を摂った方が腸内細菌のバランスも整えられて一石二鳥です~
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院