土樹が教えるミネラルの効果効能~硫黄~

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土樹
今日はミネラルの硫黄です~。

単独では注目されないミネラルですが、ファイトケミカルやアミノ酸の原料として重要なミネラルです~

硫黄について

硫黄はSの元素記号で表されるミネラルでアミノ酸やファイトケミカルなどに含まれます。

硫黄を含んでいるのはメチオニンとシステインというアミノ酸で、骨や軟骨、皮膚、髪の毛、爪などの原料となります。

メチオニンは肝臓を助けるアミノ酸で、血流を高めるタウリンや抗酸化作用のあるグルタチオン、アンモニアの排泄を促すオルニチンの原料でもあります。

また、タンパク質を分解するプロテアーゼという酵素の原料でもあります。

そんな硫黄を含む成分は、

  • ニキビの予防や改善
  • 水虫や疥癬の治療

などに効き目があるとされ、硫黄が含まれる化粧品は医薬部外品として多数登録されています。

硫黄を多く含む食品は

  • 牛肉
  • 羊肉
  • 牛乳
  • 国産小麦粉(5~8)
  • 大根(11~2)
  • ニラ(3~5)
  • 玉ねぎ(3~4)

など肉類やアブラナ科やユリ科の野菜などに含まれています。

硫黄は機能面ではビタミンB群と共に

  • 糖質・脂質の代謝を促進
  • 有害なミネラルの蓄積を防ぐ

などの有益な働きをします。

これは硫黄がインスリンの分泌を高めるからです。

解毒作用もあり

  • ヒ素
  • 水銀
  • カドミウム
  • スズ

などの有害ミネラルを体外に排出させます。

重金属をデトックスさせる薬には硫黄を含むものが多くあります。

口臭が生臭い人は硫黄を含む肉類の過剰な摂取が目立ち、大腸が疲れているので慢性的な下痢を患う人が多くなります。

土樹
最近では硫黄はファイトケミカルのイソチオシアネートとして注目されています~。

また、肝機能を高める成分に多いのもポイントです~。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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