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木一郎

今日は食滞に効果のある平胃散の紹介なのだよ。

食滞は胃に食事が留まって不調を感じる状態なのだよ

平胃散

平胃散がよく使われるのは食べ過ぎによる胃もたれなので、体力は割とあるけど限界を超えて食べる癖のある人向きです。

交感神経と副交感神経の両方を刺激し、消化酵素を含んでいるので消化を促します。

炎症を鎮める効果もあるので、急性と慢性を問わず胃炎の解消にも役立ち食欲不振の解消にもなります。

食べ過ぎる傾向のある人は、食後に吐き気を感じたり食後にお腹が鳴って下痢をしやすいのが特徴です。

六君子湯が水滞の解消に優れているのに対して、平胃散は寒湿の邪を取り除いたり神麴と麦芽がデンプンの消化に優れていたりします。

また、山楂子はタンパク質や脂質の消化も促進するので暴飲暴食をした後の強い味方です。

木一郎

普段から胃腸が弱い人では無くて、普段は元気でよく食べる人にもお勧めなのだよ

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院