なすと鯖缶で火翔の秋のパパッと薬膳

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人物紹介

火翔(かと) 二人兄弟の上

ロマンチストで遊び人、薬膳を提供するレストランのシェフ。土樹の授業を受けに言っている。意外に細かいところも多くてよく気が利く

火翔「こんにちは!今日も身体に良い薬膳を紹介しますね」

なすの効能

なすはどの品種も7月8月が旬ですが、秋茄子という言葉通り秋が旬のものもあります。

  • 熱を冷ます
  • 肝臓の解毒の機能を高める

などの効能があります。

ナスは夏が旬なので夏バテ予防に一役買うので火タイプにお勧めです。

ナスは油との相性が良いので油の栄養を摂るには極めて効果的です。

油は必須脂肪酸やビタミンEの補給に役立つのです。

暑い日が続き、体内の冷却水が足りなくなってくると身体に熱がこもり体調を崩します。

夏バテや夏の疲れを回復するために、は夏野菜による冷やす作用を使いビタミンとミネラルを補給しましょう。

ナスにはアントシアニンと呼ばれるフィトケミカルが含まれ強い抗酸化作用を持ちます。

生でも加熱しても効果が落ちにくいという特徴があります。

薬膳では涼で甘に分類され脾胃大腸を補います。

主な効能は、清熱止血に消腫利水、健脾和胃、活血なので冷え性の人は注意です。

秋茄子は嫁に食わすなと言うのは、妊婦さんに冷やす作用の強い野菜は禁忌だからです。

簡単に言うと血流を改善して消化器系を元気にします。

ナス科の野菜には他にも、

  • トマト
  • ピーマン
  • シシトウ
  • トウガラシ
  • ジャガイモ

などがあり、同時に料理するには相性の良い食材です。

ナス科植物はその毒性が古くから、薬物として利用されてきました。

たとえば最古の文明で医療に使われた野菜の多くは、マンドレイク・ヒヨスやベラドンナが有名ですがどちらもナス科です。

なすの皮の色のアントシアニン系色素はナスニンで、アクの成分であるクロロゲン酸はいずれも抗酸化作用のあるポリフェノール類です。

そのため、老化防止やガン抑制などに効果的で、さらに熱に強いのが特徴で炒め物に最適の食材です。

 

鯖缶のおすすめポイント

脂質が極めて豊富で、EPAやDHAの含有量は青背魚の中でも郡を抜いて多く

  • 血栓症や癌の予防
  • 認知症防止

などに高い効果を発揮します。

ビタミンB2、D、ナイアシンなども多く含まれており、健康な皮膚や爪、骨や歯の発育に良いですよ。

薬膳から見ると平で甘になり肺胃を補います。

主な効能は補気健脾に補肺、活血になります。

なすと合わせて、夏に疲れた消化器系を助けて血流を改善します。

なすと鯖缶の炒め物は酒とみりん、しょうゆを3:2:1で加えて炒めるだけです。

鯖缶は買い置きしておけばな、すが旬の時期にいただけるズボラ薬膳です。

 

まとめ

「サバやイワシの缶詰は買い置きしておいて損のない食材なんだ」

「普段は忙しくて料理が出来ない人は下手に食材を買って腐らせる心配もあると思うけど、缶詰なら保存食としても優秀だからね」

「ズボラ薬膳は保存食材を使って、5分以内に出来るものを選んでいるから参考にしてくてくれ」

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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