木一郎のスッキリ漢方薬で女性ホルモンを整える効果がある生薬は芍薬(しゃくやく)
スッキリ漢方薬
人物紹介
木一郎(もくいちろう) 三人兄弟の長男
几帳面で気質、理論的だが怒りやすい面も。仕事大好きで競争に強い。鍼灸用品や漢方薬を販売する会社の経営者で金代と水太の上司。
金代(かなよ) 二人姉妹の下
マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている
水太(みずた) 二人兄弟の下。 とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。スマート筋トレを実践しており、通販が大好き。
木一郎「今日は、婦人科疾患の時によく使われる芍薬(しゃくやく)をスッキリとさせよう」
金代「芍薬と言えば、美人を形容する花ですよね」
木一郎「金代君は物知りだな」
水太「じゃあ、キレイな花なんだな!」
木一郎「そうだな、昔から親しまれてきた美しい花が漢方薬にも使われているんだ」
芍薬とは
昔から、美人を表すのに「立てば芍薬、座れば牡丹」という言葉があります。
芍薬は花の美しさも親しまれていますが、薬として服用すれば、
- 女性ホルモン分泌を整える
- 肌を美しくする
などの効果が期待されます。
成分としては、植物の精油であるモノテルペン配糖体を含み、香りの元を含みます。
その他にも、安息香酸と呼ばれる酸性の成分を含み、殺菌などの作用もあります。
ガロタンニンは、ペットの毛や花粉など、室内環境中に存在する幅広いアレルゲンに対して高い効果を示します。
そのため、
- 鎮痛鎮痙薬
- 婦人薬
- 風邪薬
- 消炎排膿薬
などと幅広い処方に配合されます。
配合される主な漢方薬には、
- 葛根湯(かっこんとう)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
- 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
などの有名な漢方には、だいたい処方されています。
葛根湯は、薬局でも親しまれている風邪の時に飲みたい漢方です。
桂枝茯苓丸は、ドロドロ血液である瘀血の解消に用いられます。
小青竜湯はアレルギー性鼻炎などに用いられます。
中でも、当帰芍薬散は婦人科疾患によく使われる漢方薬で、
- PMS
- 更年期障害
- 冷え性
などの婦人科疾患には必ず名前が挙がるほどに有名です。
芍薬は女性ホルモンを整える作用と、消炎鎮痛作用で重宝されている漢方です。
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かなりよく使われる芍薬の効果は覚えておこう!
木一郎「というように、風邪からアレルギー疾患、婦人科疾患と幅広く使われているのが芍薬なんだ」
金代「当帰芍薬散は、特に有名な漢方ですよね(土麻ちゃんに教えてあげよう)」
水太「とにかくキレイな花なんですよね!」
木一郎・金代「、、、覚えるのはそこじゃないかな(苦笑)」
*木タイプの木一郎は分析が得意で、金タイプの金代は同時に色々なことを考えています。水タイプの水太は心に残ったことの記憶が強いです。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院