木一郎のスッキリ漢方薬はSARSにも効果があったとされる玉屏風散(ぎょくへいふうさん)
スッキリ漢方薬
人物紹介
木一郎(もくいちろう) 三人兄弟の長男 代謝系が弱りやすい木タイプ
几帳面で気質、理論的だが怒りやすい面も。仕事大好きで競争に強い。鍼灸用品や漢方薬を販売する会社の経営者で金代と水太の上司。
金代(かなよ) 二人姉妹の下 呼吸器系が弱りやすい金タイプ
マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている
水太(みずた) 二人兄弟の下 泌尿器系が弱りやすい水タイプ
とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。スマート筋トレを実践しており、通販が大好き。
木一郎「今日は、SARSの時に有名になった玉屏風散だよ」
水太「SARSって何でしたっけ⁉️」
金代「、、、前に大流行した呼吸器系の感染症よ」
水太「金代は物知りだな❗」
木一郎「水太もそれくらいは勉強しとけ(怒)」
玉屏風散とは
感染症を予防できる漢方薬として有名なのが免疫力を高める玉屏風散です。
以前に、SARSが流行ったときに効果があったとされています。
配合されているのは、
- 黄耆(おうぎ)
- 防風(ぼうふう)
- 白朮(びゃくじゅつ)
を組み合わせたもので、中国ではよく使われています。
玉屏風散は、皮膚や鼻から肺、口から腸までの粘膜を強くして、ウイルスなどの外敵から身体を守ります。
感染症対策の基本は、
- 手洗い
- うがい
- バランスのとれた食事
- 十分な睡眠
ですが、免疫力を高めることも重要です。
現代医学ではコロナの時のように感染予防に力を入れますが、東洋医学では扶正去邪(ふせいきょじゃ)が原則となります。
扶正去邪とは身体を強くしてウィルスに負けないようにすることです。
大切なのはウィルスが身体に入ってきても、ウィルスに負けないことです。
漢方の本場である中国では、感染症が流行りやすい冬の時期には玉屏風散と生薬の板藍根を飲むのが一般的です。
日本では、板藍根は医薬品でなく健康食品として、お茶やのど飴などで販売されています。
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感染症が流行る冬の強い味方!
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院