木一郎のスッキリ漢方薬は気(代謝)を高める生薬の生姜(しょうきょう)
スッキリ漢方薬
人物紹介
木一郎(もくいちろう) 三人兄弟の長男 代謝系が弱りやすい木タイプ
几帳面で気質、理論的だが怒りやすい面も。仕事大好きで競争に強い。鍼灸用品や漢方薬を販売する会社の経営者で金代と水太の上司。
金代(かなよ) 二人姉妹の下 呼吸器系が弱りやすい金タイプ
マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている
水太(みずた) 二人兄弟の下 泌尿器系が弱りやすい水タイプ
とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。スマート筋トレを実践しており、通販が大好き。
生姜とは
漢方では生姜(しょうきょう)と呼ばれますが、日本では生姜(ショウガ)の名前でお馴染みです。
生姜は健康食品としても知られ、薬味としても様々なところで利用されています。
家庭の食卓で大活躍する以前から、漢方薬の世界では何千年も前から活躍しています。
生薬の中でも最も知名度が高く、
- 桂枝湯(けいしとう)
- 葛根湯(かっこんとう)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
- 香蘇散(こうそさん)
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
などに含まれます。
生姜は、身体の強弱を問わずに色んな人に使えます。
生姜はショウガ科の植物で、
- 生のショウガは生姜
- 乾燥したものは生乾姜
- 蒸したて速やかに乾燥したものは乾姜
と呼ばれ区別されています。
漢方薬の中でも乾姜に限定されるのは、
- 胃苓湯(いれいとう)
- 温経湯(うんけいとう)
- 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
- 黄連湯(おうれんとう)
などがあります。
身体を温め、新陳代謝機能を高める作用をもつのが、主成分のジンゲロールです。
また、軟骨を破壊する酵素の生成を抑制する効果も認められています。
生姜は、
- 寒邪の撃退
- 脾胃の温め
- 腎の陽気を補う
などの効果があります。
生姜の香りの成分はジンギベレンといい、辛味の成分はジンゲロンとショウガオールになります。
和食では、生姜の殺菌作用に注目し、刺身などを食べる際の薬味としても利用されます。
日本最古の医学書である医心方(いしんぼう)では、生姜は風邪の薬として紹介されています
そのため、風邪の初期症状に用いる葛根湯(かっこんとう)にも使われています。
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生姜を食べて気(代謝)を高めよう!
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院