タウリンとは
ピンとくる栄養学
最近ではCMなどでもよく耳にします~。
タウリンとは
タウリンは人間の体内に存在するアミノ酸の産生を促す成分です。
そんなタウリンは、
- 浸透圧の調節
- タンパク質の安定化
- カルシウムの調節
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
なども持っている重要な成分です。
体内でもタウリンは合成されますが、食事でタウリンを補給するのも効果的です。
食材でタウリンを多く含むのは魚介類です。
特に心臓や肝臓、腎臓、脳、筋肉などに多く含まれています。
タウリンの最大の特徴は親水性で、水に溶けやすい性質が浸透圧の調節に役立っています。
タウリンは必須アミノ酸のメチオニンから作られ、メチオニンがシステインになりタウリンや抗酸化作用のあるグルタチオンが合成されます。
陸上の植物にはタウリンは含まれておらず、主に海藻に含まれています。
その海藻を魚介類が食べることで、体内に多くのタウリンを保有することになります。
マグロやブリなどでは、血合い肉にタウリンが多く含まれます。
ただし、タウリンは水溶性なので調理の際に茹でたり煮たりすると食材からタウリンが抜け落ちてしまいます。
タウリンといえば栄養ドリンクのCMなどでお馴染みで、カルシウムイオンや浸透圧を調節することで筋疲労の回復を促します。
また、タウリンは高血圧や脂質異常症、糖尿病、脂肪肝などの生活習慣病を予防することが分かっています。
そして筋肉の状態を良好に維持することは老化の防止にもつながります。
胆汁との関係
胆汁の原料となる胆汁酸はタウリンと結合することで毒性が軽減され水溶性が増します。
胆汁酸は脂質や糖質の代謝に関わり、免疫をコントロールする上でも重要です。
そんな胆汁酸の効果をタウリンは高め、体内の脂質の代謝を調節してくれる大切な成分なのです。
浸透圧と脂質の代謝が高まれば身体は元気になるんです~。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院