スッキリ漢方薬は五苓散

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木一郎
五苓散は大人の二日酔いの時に活躍する漢方薬なのだよ

五苓散(ごれいさん)とは

身体のむくみの原因に水分不足もあり、五苓散は口の渇きや尿量の減少が目立つときのむくみの解消に役立ちます。

身体のむくみは東洋医学では痰湿(たんしつ)と呼ばれ、身体に余計な水分や老廃物が溜まった状態で頭痛やめまいなどの原因でもあります。

そのため五苓散は頭痛やめまいを感じる時や、吐き気や下痢がある時まで幅広く使われます

五苓散は虚と実の両方に使える虚実間証(きょじつかんしょう)と呼ばれる状態に使えるので、かなり幅広い人に適応する漢方薬の一つです。

子どもの下痢や妊婦のむくみなどにも使える便利な漢方薬です。

五苓散の構成は

  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 猪苓(ちょれい)
  • 蒼朮(そうじゅつ)
  • 沢瀉(たくしゃ)
  • 桂皮(けいひ)

の5種類です。

君薬となる茯苓はキノコの一種で利水作用によって老廃物の排泄を促します。

そんな茯苓を補佐する臣薬が猪苓で、副作用を抑える佐薬が蒼朮です。

使薬の沢瀉と桂皮は血流を良くして熱を発散させる効果を追加します。

木一郎
五苓散は普段からむくみやすい人におすすめの漢方薬なのだよ。

大人から子供まで使える便利な漢方薬だから、家に置いておくと便利なのだよ

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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