東洋医学の五病から体質診断!タイプ別に体質改善

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東洋医学で体質診断

疲れている時に出る動作は人の体質によって決まっています。

東洋医学においては多弁・げっぷ・呑酸(どんさん)・咳・あくびの5つの行動に注目しています。

こちらでは木・火・土・金・水の5グループに分けて各体質を紹介していきます。

五病の分類

木タイプ(病の初めはよくしゃべる)

疲れた時に頭に大量の熱が昇るので、熱を降ろすためによくしゃべります

おしゃべりは身体の熱を吐き出しているので、よくしゃべる人は木タイプ。

飲み会の時に説教し出すのもこのタイプで、理論を押しつけがちなので注意しましょう。

心から来る多弁は、自分を極度に疲労させたり、心身のバランスを崩す原因を解消させようとしています。

つまり、心のバランスを取るために話しているという事ですね。

それは愚痴や不満、不安や様々な考えを持続しないで、終わらせて次に行くためであり、切り替えるためですね。

木タイプは基本的にポジティブで、後ろ向きな考えを前向きなものにするように努めているので、心が暗く沈まないように自分を奮い立たせようともしています

人は心の中では多弁である事が多いですが、実際に口に出すのが木タイプですね。

 

火タイプ(病の初めはげっぷが出る)

疲れた時に頭に昇った熱が降りにくくなるので、まとめて熱を吐き出すためにげっぷが出ます。

炭酸を飲んだ時もげっぷが出やすい人は火タイプ。

朝まで飲んで喋れるのはこのタイプ。

不安や緊張すると口が渇き、それを補うために唾液を飲み込もうとします。

自律神経の乱れから空気も一緒に飲み込んでしまいゲップとなります。

不安や緊張状態は交感神経が優位となった状態のため、胃の働きは低下しているので余計にげっぷになりやすいですね。

大きく息を吐き出すのが自律神経を整えるコツですね。

 

土タイプ(病の初めは酸っぱいものがこみ上げる)

胃腸が疲れている時に酸っぱいものがこみ上げてきます。

胃酸の逆流を抑えきれない時に起こるので逆流性食道炎になる人は土タイプ。

飲み会の後にはカラオケに行きたがり、熱を発散したがるのもこのタイプ。

胃腸の働きが低下していると、消化不良になり内容物が逆流しやすくなります。

胸焼けなどに伴うゲップは胃酸も逆流するので、呑酸(どんさん)になりやすいですね。

胃腸の疲れを癒すために白湯を飲んで胃を温めましょう

 

金タイプ(病の初めは痰のからむ咳が出る)

身体が弱ると体温が下がります。

体温を上げて体幹の筋肉に刺激を入れるために咳が出ます。

風邪の時に痰がからみ、喉の不調が出やすい人は金タイプ。

しっとりと少人数でワインを飲むのが好きなのもこのタイプ。

咳の出方は一つの目安で、透明な痰が出る人は身体に余計な水分が溜まっているので、アレルギー症状を伴いやすいですね。

乾いた咳や黄色い痰が出る人は、水分不足に陥っているので熱が出やすく金タイプは要注意ですね。

果物を食べて水分とミネラル・ビタミンを補給すると身体が潤い改善します。

 

水タイプ(病の初めはあくびが増える)

水分の代謝が上手くいってないと頭に酸素が回らずあくびがでます

寝てもあくびが出やすい人は水タイプ。

ソルティードッグやブラッディマリーなどの塩のカクテルで締めたい人はこのタイプ。

水分代謝が上手くいかないと頭に熱が昇りやすいので、温度調節のために空気を取り込んでいる事もあります。

また緊張状態を緩和するので、自律神経を整える効果もありますね。

水タイプは臆病な面があり、緊張しやすいために起こりやすいとも言えますね。

普段から胸を伸ばして深呼吸する癖をつけましょう。

 

まとめ

五病とは身体が病んでいる時に出る動作をまとめたものです。

自分では元気だと思っていても多弁になったりげっぷがでたり、呑酸、咳、あくびが出やすい人は内臓が疲れている証拠。

 お酒と上手く付き合えば内臓から元気になれますよ。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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