東洋医学と西洋医学を融合して腎を強くしよう!
内臓
東洋医学の腎臓
東洋医学の腎の認識は、副腎と生殖器に相当する。
また東洋医学の膀胱が、腎臓から膀胱までの排尿を指していたと考えられます。
では東洋医学における腎が弱るという表現はどんな状態か?
こちらでは東洋医学における腎が弱い状態を説明し、西洋医学と融合させた考え方で強くする方法を書いていきます。
東洋医学における腎とは
東洋医学では腎は、
- 生殖
- 成長
- 発育
- ホルモンの分泌
- 免疫系
などの機能を併せ持つ生命の源と考えられています。
西洋医学の腎臓の主な働きは、
- 尿のろ過
- 栄養の再吸収
になります。
腎臓の上につく副腎と呼ばれる臓器は
- 性ホルモン
- 興奮ホルモン
- 血糖値を調節する抗ストレスホルモン
を分泌します。
以上の事から、ホルモンの概念は存在しない時代ですが、副腎の存在を意識していたと考えられます。
その他にも、東洋医学なら酸素を体内に深く吸い込む納気機能は横隔膜の働きを意識していますし、骨や歯の発育はカルシウムの再吸収から伺えますね。
このように、東洋医学の考える腎は、
- 副腎
- 生殖器
を指しているので老化現象とも考えられていました。
次は腎を強くするために西洋医学を融合して必要な事を書いていきます。
腎を強くするためには
腎を強くするという表現は、現代風に言えばアンチエイジングの考え方に似ています。
副腎の疲労を避けて、若々しい身体を手に入れるという事にもなりますね。
具体的には、身体の老化を速める食事を避けるという事にもなります。
例えば、白い食べ物は腎に良くありません。
白い食べ物とは精製された食品を指し、
- 白米
- 白砂糖
- 小麦
- 牛乳
などが含まれます。
精製された食品は、
- ビタミン
- ミネラル
- 酵素
が失われています。
こういった食品は、身体の中で利用しづらく排泄しづらい食品と言えますね。
- 玄米
- 全粒粉の小麦
には、ビタミンやミネラルが豊富ですが、白米や市販の食パンやパスタにはほとんど含まれません。
また加工された牛乳は酵素が失われているために下痢の原因にもなります。
こうした食品を大量に摂ると、副腎に余計な負担がかかり老化を速めるので注意しましょう。
逆に副腎を強くするのはミネラルをたっぷり含んだ食品になるので、特に
- のり
- 昆布
- ごま
- きな粉
- 豆類
などが良いですね。
また旬の野菜や魚の方が、ビタミンなどの栄養価は高いので、食べるなら旬の物や地元の物を摂るようにしましょう。
副腎疲労の時は、塩分不足になりやすいので梅干しも良いですね。
ただし、食品添加物などで塩分を摂るのは避けましょう。
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まとめ
副腎と言う存在は、発見される前から東洋医学では意識されていました。
現代の生活は、副腎に負担をかける
- たばこ
- アルコール
- 食品添加物
と悪いものに溢れています。
昔の人以上に副腎の回復に努める事が東洋医学における腎を強くする事だと覚えておいて下さいね。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院