陰陽論から体質改善!陰虚は食事で改善しよう
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東洋医学の陰虚
陰虚(いんきょ)と聞いて意味が分からない人の方が多いですよね?
聞いたことのある言葉に置き換えると水分不足によるドロドロ血液と言えます。
難しい言葉も西洋医学の現代風の言葉に置き換えると馴染みがあると思います。
こちらでは陰陽論という東洋医学の考え方にある陰虚を西洋医学的に分かりやすく説明し体質改善の方法を書いていきます。
身体の不調の原因になる陰虚とは
陰とは身体に潤いを与える水分の事で、加齢とともに不足しやすくなります。
そして陰が不足した状態を陰虚と呼びます。
症状は、
- 喉が渇きやすい
- 汗をかきやすい
などになります。
要は、身体を冷やすための水分が足りないために現れる症状を指します。
高齢の方ほど熱中症になりやすいのは陰虚の状態になりやすいからです。
陰虚を例えるならオーバーヒートとした車の状態で、オーバーヒートを防ぐラジエーターの水が不足した状態と同じですね。
原因としては、
- 水分補給が足りない
- スポーツやサウナで汗をかき過ぎ
などの結果として起こります。
また、アルコールの摂り過ぎで脱水症状を起こす事も含みます。
その結果として、
- 肩こり
- 頭痛
- 疲労感
などを慢性的に感じているのを陰虚(いんきょ)と呼びます。
また陰虚の状態が長く続くと関節の動きが悪くなり、膝関節症や痛風の原因にもなります。
実際に陰虚の体質の人はどんなタイプかを次に書いていきます。
こんな人は要注意!陰虚体質かも
汗をかいても水分をあまりとらない事が多いので、
- 冬はのぼせやすい
- 全身より手や足裏に汗をかくことが多
- 下半身は冷えやすい
- 夏は寝汗をかきやすい
- 目や喉が渇きやすい
などが特徴です。
元々の体質の人もいれば、生活習慣でこんな体質になる人もいます。
主に、
- 脂質
- 糖質
の摂り過ぎでなる事が多く、代謝に多くの水分が使われているためになります。
また、夏に弱く甘酸っぱい飲み物やフルーツが好きな傾向もありますね。
もし自分がこのタイプだと思ったら、次に書いていく食事を実践して体質改善を試みましょう
体質改善にお勧めの食事
まずは熱を生む食べ物を避けましょう。
水分不足の人が最も気をつけなければいけないのは、辛みのある香辛料ですね。
- トウガラシ
- コショウ
などの辛みは発汗を促すので良くありません。
また、
- 油っこい物
- 炭水化物
の食べすぎも避けましょう。
お勧めなのは、あっさりとした味付けで野菜中心にする事です。
そしてこまめな水分補給を心がけましょう。
ただし、水ばかり飲んでも、うまく身体に吸収されないので、
- スポーツドリンク
- 果物
で水分補給をするとミネラルバランスを整えるのがコツです。
ポカリのカロリーが気になる人は、水で半分に薄めると良いですね。
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まとめ
陰虚(いんきょ)は聞きなれませんが脱水状態と聞けば分かりますよね。
そして加齢に伴い脱水状態は起こりやすくなり、関節の動きを悪くする原因となります。
東洋医学は決して不思議な物ではなく、現代医学から見ても的を得た部分が多いです。
そして東洋医学の得意分野は体質改善なので、健康を目指す人はぜひ実践してみて下さい。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院