心臓や小腸が弱い人は体操で元気にしよう!

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太りたいのに太れずに身体の肉付きが悪い。

食べてもすぐお腹を壊して下痢をする。

冷え性がひどく夜に眠りにくい。

他人の言動がかなり気になる。

こんな症状に悩んでいませんか?

東洋医学では心臓と小腸の弱りに分類されるので、こちらでは原因と体操を使った改善法を書いていきます。

 

心臓と小腸の弱りとは

心臓小腸は身体の水分の吸収と移動を担当します。

東洋医学では小腸は心臓に必要なものを吸収する場所で、心臓に特に必要なのは脂質と水分です

また腎臓は心臓をコントロールする関係で、過剰な脂質と水分の排泄面は腎臓と膀胱の担当になるからです。

小腸では脂質の吸収を行いますが吸収された脂質はリンパの流れにのります。

東洋医学ではリンパなどの血管の外を流れる水分を総称して津液(しんえき)と呼んでいます。

そのため脂質の量が多い時にはリンパの流れを滞らせますね。

リンパの流れが滞ると間接的に心臓の負担を増やします。

結果として心臓が弱るとうつなどの精神疾患を患いやすくなりますよ。

そして小腸での吸収率は低下し不調が現れやすくなります。

東洋医学では心臓と小腸が表裏の関係にあるのも納得ですね。

でも脂質の控え過ぎも良くないので摂る時のポイントを書いていきます。

 

脂質を摂る時のポイント

脂質自体はエネルギーとしても優れていますしホルモンの原料にもなるので極めて重要です。

問題となるのは質の悪い脂質です。

それがトランス脂肪酸と呼ばれる自然界にはほとんど存在しない人口的な物ですね。

マーガリンやスナック菓子などに多く含まれるので注意しましょう。

対してオリーブオイルや魚の脂などは質の良い脂質になるので積極的に摂りましょう。

ポイントは常温で固体か液体かという事ですね。

吸収された後にリンパの流れを滞らせるのは常温で固体の人工品。

天然の物は動物の肉でも多少なら平気です。

まずは外食やインスタント、スナック菓子の摂取を減らし野菜を摂る習慣をつけたいですね。

しかし食事をすぐに変えるのが難しい人は次に書いていく体操を行いましょう。

 

心臓と小腸の働きを助ける体操

東洋医学では心臓の働きを高める事で小腸も強くします。

猿の動きからヒントを得た体操を紹介します。

 

猿の動き

首や眼の動きを取り入れる事で精神的緊張や鬱状態を予防し治療出来ます。

首や目は脳に近いので影響も大きくずっと動かないままだと精神面に悪い影響がありますね。結果として心臓と小腸が元気になります。

まずは 首のタオルストレッチ


① タオルを後頭部にかけ首の力を抜いて前に倒し、両手でタオルを下にゆっくりと引いていきます。全てのストレッチは痛みのない範囲で行います。

②タオルを首の後ろにかけて力を抜いて上を向きます。タオルをゆっくりと前方に引いていきましょう。

③少し顎を上げた状態で頭のつけ根にタオルを当てます。両方の腕を上にあげ、片方の腕は固定した状態でもう片方の腕を上に上げていきます。左右とも行いましょう。

引く長さは2~3秒で15回くらいを目安に行います。頚椎はデリケートな場所なのでしんどさを感じたらすぐに止めてください。

 

次は眼球体操です。

まず右斜め上の眉毛の外側を見ます。 そして5秒間キープ。 次は左斜め上の眉毛の外側を見ます。

この要領で次は右下、左下と見て5秒間キープしたら、次は右回しを5回、左回しを5回行います。

最後は寄り目をしますが上手くできない人は指を両目の真ん中に置きそれを見るようにしてください。

 

まとめ

身体に肉がつきにくいのは小腸での吸収率の低下が考えられます。

結果として心臓の弱りを招き不眠やうつ症状などを招きます。

食生活の改善はもちろんですが心臓を助ける体操をする事で体質改善が可能なので試してみて下さい。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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