東洋医学と西洋医学の違いとは
東洋医学と西洋医学の違い
東洋医学と西洋医学
異常があるのに病院に行ったのに異常無しってどういう事?
東洋医学なら効果があるの?
そんな疑問はよく聞きます。
これは現代医学である西洋医学の特徴が原因です。
西洋医学は大人数を相手にするので平均値をとります。
だから異常のある無しは平均値から外れているかどうかが基準となります。
対して東洋医学は王様を助けるために発達したので相手の普段がどうかを重視します。
東洋と西洋医学の根本的な違いは、一言では表わせませんが、イメージが湧くように書いてみました。
東洋医学と西洋医学の違いとは
西洋医学を例えるなら大きな川と小さな川をイメージして下さい。
大きな川はたくさん水量が減っても平均の水量より多ければ異常無しと判定されます。
つまり、病院で異常なしと判断される背景には、平均値を重視するあまり、元々の状態を軽視している事にあります。
対して小さな川は少し減っただけでも異常ありと判断される可能性が高いと言えますね。
西洋医学では解剖学を重視するので、レントゲンやMRIなど体内を可視化することで異常を見つけようとします。
対して東洋医学なら水量を計る事はせずに普段と比べてどうか?
そこを重視するという事ですね。
さらに川の汚れを見たとしても、大きな川の方がゴミがたくさん見つかるのは当然ですが、異常ありの判断になるでしょう。
ゴミの量は川の水量や天気にもよるので日によって違いが出ます。
そのためゴミの量が多い日に検査を受ければ病人とされやすくなります。
それよりもポイントとなるのは、普段は無いゴミがあるかどうかを重視します。
東洋医学では生理学の観点を大事にしています。
だから可視化するよりも、脈やリンパの流れなどからも状態の良し悪しを判断します。
現代医学のように問診をろくにせずに機械だけを見つめていれば、見落としが出るのは当然なのです。
次は東洋医学では何を見るかについて書いていきます。
東洋医学で見る事
まずは見る。
先入観無しに相手を見ます。
姿勢や顔色、髪、皮膚、爪など身体の不調が反映されやすい所をチェックします。
そして問診。
日々の生活習慣から原因を推測します。
最後に触診。
見立てが合っているか確認します。
脈をとるのも触診ですね。
まずはツボや反射点を触って身体の状態をチェックします。
各臓器の異常や
の過不足や滞りを見ます。
血液検査や機械では異常と判断されない未病の状態も治療しますよ。
次は具体的な治療法です。
治療の仕方の違い
西洋医学なら薬や手術で原因を取り除きます。
そのため症状を抑えるのは得意で即効性がありますね。
東洋医学なら身体を強くして、原因となるものに負けない身体を作る扶正去邪(ふせいきょじゃ)という考え方をします。
即効性では劣るものの再発防止には有効です。
身体を強くするには特別な事は必要ありません。
食事や生活習慣、ツボの刺激に体操を行うなどの自分で出来る事が大半です。
家庭の医学に近いために有名にはなりにくかったと言えますね。
そこで私は解剖学を重視した西洋医学と、生理学を重視した東洋医学の良いとこどりをしたインサイド整体を開発しました。
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まとめ
東洋医学と西洋医学の違いは一言で表すと得意分野の違いですね。
西洋医学は問題の解決に極めて有効ですが副作用として新たな問題を作る事も少なくありません。
東洋医学は問題に負けない身体を作るので解決まで時間はかかっても副作用は少ないですね。
今の自分には何が必要か最適な方を選べればそれが一番ですよ。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院