東洋医学で瘀血(おけつ)を改善

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血液が汚れていると、言われた事はありますか?

血液検査の数値には現れない健康状態があります。栄養の不足や老廃物の停滞量ですね。これが分かっていないと、知らないうちに身体の不調を感じるようになります。

こちらでは、東洋医学における瘀血(ドロドロ血液)を分かりやすく解説するので、理解した上で、身体の不調を改善しましょう。

まずはドロドロ血液と比較しよう

血流の悪化は、体のだるさや倦怠感といった、疲労の大きな原因の一つになります。

血流が悪化すると、身体が必要とする全ての栄養素と酸素が正しく運搬されず、エネルギーが不足するからですね。

また、不要な老廃物が排泄されず、身体の中に老廃物が長く留まり、疲労の原因となります。

他にも、傷の治癒が遅くなったり、肌が乾燥して痒くなったりします。

悪化すれば痛みやしびれ、痙攣の原因ともなります。

血液をドロドロにする原因は、糖分や脂肪分、アルコールなどの過剰摂取と言われますが、要はひどい水分不足ですね。

また、タバコや運動不足は、血管を細める原因となります。

冷え性の人は、血管が閉じている状態が多くなるため、全身の血流が悪くなっています。

 

身体を健康にするために瘀血を理解しよう

身体の凝りや痛みの原因は、血の流れが悪い状態で瘀血といいます。

原因は、冷えとストレスとされています。

瘀血になりやすいのは、気(代謝)の木タイプですね。

他にも、物事を心のなかに溜め込みがちで、あまり悩みを人に打ち明けないタイプが、ストレスを溜め瘀血になりやすいですね。

見た目は、肌が浅黒く、筋肉質で目力がある人が多いですね。

冷えは、夜更かしからも起こり、イライラし過ぎると交感神経の緊張からも起こります

女性であれば、生理痛が悪化する原因にもなります。

瘀血の症状は他にもあります。肺周りに瘀血があれば、咳が出やすいですし、大腸周りなら便秘になります。

顔であれば、シミやくすみの原因ともなり、目の下のクマが酷い人もそうですね。唇の色も悪くなりやすいので、顔色には注意するといいですね。

欧米の人に比べて、日本人が若々しい印象を受けるのは、瘀血が少ないからだとも言われます。

昔ながらの日本食には、肉が少なく発酵食品などが多かったのもポイントですね。

また、下半身のむくみや、身体の固さを引き起こすのも、瘀血の症状なので気になる人は改善していきましょう。

ストレスに強い身体は、睡眠からですね。だから、睡眠はしっかりとりましょう。

食材であれば、にんにくやにら、らっきょうなどの血液をサラサラにする食材と、水分をしっかり摂ると冷え防止になりますよ。

 

まとめ

西洋医学のドロドロ血液は、糖質や脂質、アルコールなどを原因と考えます。

東洋医学の瘀血は、冷えやストレスという交感神経の緊張や、睡眠不足などの生活習慣を原因とします。

いずれにしても血液をサラサラにする食材と水分は効果的ですね。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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