東洋医学から見る膀胱の症状とは
内臓
膀胱と言えば尿を貯める内臓ですね。
こんな所にも東洋医学と西洋医学には違いがあるので今回は膀胱について書いていきます。
西洋医学から見た膀胱
膀胱は平滑筋と呼ばれる、自動で動く筋肉でできており、尿が溜まってくると脳にお知らせします。これが尿意ですね。
膀胱に貯められる尿は、平均で400~500mlなので、実にペットボトル一本分近く貯められます。
女性は子宮があるため、男性の8割ほどの量しか貯められませんが、少量でしたくなる人は膀胱が固くなっています。
また、尿意は自律神経によりコントールされているので、頻尿や夜間のトイレは自律神経の乱れが疑われます。
- 頻尿は一日に七回以上の尿意
- 夜間頻尿は就寝時に二回以上の尿意
をさします。
東洋医学から見た膀胱
まず、東洋医学における膀胱は、腎臓から膀胱までの、尿の生成から排尿までを指します。
実は、膀胱は自律神経の影響を最も受けます。
大切な大一番の前にトイレに行きたくなるのは交感神経の興奮から膀胱が強く収縮するためですね。
その中でも異常な状態を次の様に定義しています。
膀胱湿熱(ぼうこうしつねつ)
ウイルスや細菌の侵入は、膀胱に熱を持ち排出のために頻尿になります。
また、炭水化物の摂り過ぎや、水分不足のために体温が上がり、熱を排出するために頻尿になる場合もあります。
この場合は頻尿ですがミネラルウォーターを摂るのが重要ですね。
他にも、食べ過ぎや飲み過ぎが原因に考えられます。
そんな人には、
- 吹き出物が多い
- 便秘になりやすい
などの症状が見られます。
湿熱対策には、
- 利水作用
- デトックス作用
が高いお茶が良いですね。はと麦茶がお勧めです。
大切なのは、
- 余計な水分や熱を外に出す事
- 原因となる飲食を控える事
ですね。
そして適度な汗をかくために、運動や入浴をこまめにする事が大切です。
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まとめ
膀胱は蓄尿と排尿という単純な機能ですが、尿意の我慢は自律神経の乱れにつながります。
また身体の熱を上手く発散出来ない時も、頻尿につながるので注意しましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院