東洋医学で体質改善!五色を使った食材とは
パパッと薬膳
五色
五色を意識して体質改善!
第七の栄養素と呼ばれるフィトケミカル。植物が持つ、色や味の化学物質ですね。
東洋医学では植物の色に注目していましたが驚くほどの共通点が。
特に、鮮やかな青、赤、黃、白、黒の五色には植物の持つ力が隠されています。馴染みのある名前もありますが、知らない栄養も意識して摂れば、より健康になりますよ。
クロロフィル(緑)
肝臓に効く色ですね。
緑色の色素で葉緑素ともいいます。最近、流行りのミドリムシにも多く含まれます。
ほうれんそうやにら、ピーマン等の緑黄色野菜に多く含まれています。
リコピン(赤)
リコピンとはカロテノイドの一種で、トマトやスイカ,ピンクグレープフルーツなどに含まれる脂溶性の栄養素です。
効能は強力な抗酸化力に血糖値を下げたり、動脈硬化の予防をしたりします。血液の循環を良くして、心臓を助けます。
ムチン(黄)
ぬめり成分の一つで山芋やオクラ、れんこん等に含まれています。土タイプには必須成分ですね。
胃の粘膜の主成分で胃を守ると同時に肝臓や腎臓の働きを助けます。
高脂血症や糖尿病の予防効果もあります。
ケルセチン(白)
ビタミンCの吸収を助け抗炎症作用があります。
抗ウィルス作用や花粉症の緩和、腸内環境の改善など金タイプには嬉しい効果があります。
主に玉ねぎやモロヘイヤ、にんにくなどに含まれます。
クロロゲン酸(黒)
ごぼうやなす、コーヒー等に含まれています。
抗酸化作用によりガン予防や老化防止に効果があり日焼けによるメラニンの生成を阻害するので暑い国ほどコーヒーを飲むのはこのためですね。腎を強くします。
肝臓での脂肪燃焼を促進するので代謝アップも期待できます。
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まとめ
フィトケミカルには色がついている物質が多いですね。
結果として色にこだわった東洋医学の見立ては一致していたと言えるでしょう。
身体が求めている物は数値で判断するよりも旬で色鮮やかなものを選びましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院