血液検査をしなくても瘀血などの症状は分かる
気・血・津液
瘀血
血液検査で分かるポイントは、
- 血糖値
- 中性脂肪
- コレステロール
- 血圧
などになります。
ですが、脂質異常や動脈硬化が徐々に起こっている場合は身体に不調として現れます。
こちらでは身体の不調の原因と東洋医学の対処法について書いています。
身体の不調を引き起こす中性脂肪
中性脂肪が高い状態は脂質異常症と呼ばれ四大生活習慣病の一つである高脂血症を指します。
具体的な数字としては、LDL(悪玉)コレステロール)値が140mg/dl以上、HDL(善玉)コレステロール値が40mg/dl未満、中性脂肪値が150mg/dl以上のいずれかに当てはまる場合を脂質異常症と言います。
そもそも、血液の状態が悪いときは
- 肥満
- 糖尿病
- 肝臓病
- 腎臓病
などを患っていることが多いのです。
コレステロールは細胞膜やホルモンの材料ですが、多すぎると動脈硬化の原因となります。
中性脂肪もコレステロールも身体に必要な成分ですが、多すぎると身体の不調の原因となり、
- めまい
- 頭痛
- 耳鳴り
などの頭部の問題を引き起こします。
このような不調を引き起こす状態の血液を瘀血(おけつ)と呼び万病のもとと考えます。
瘀血(おけつ)になりやすいタイプ
最近になって東洋医学が注目されている背景として生活習慣病に対する効能があります。
生活習慣病を改善するポイントは虚実の見極めにあります。
脂質異常症と診断される人の多くは実に分類されます。
東洋医学では実の人には寫(しゃ)と呼ばれる余分なものを抜くと考えます。
実と呼ばれる人は骨太で筋肉質の人で不調の原因が、
- ストレス
- 暴飲暴食
などで代謝が過剰になり、ストレスを伴う肥満から高脂血症になっている場合です。
代謝が過剰な状態だと身体は代謝を押さえる状態に働き、精神面では抑うつの症状が見られます。
治療として必要なのは高すぎる代謝を寫ことです。
代謝が高すぎるときには精神的にもカッとなりやすい状態です。
精神面での問題の多くは身体の代謝に左右されていることが多いのです。
子供の多くが精神面をコントロールできないのは、代謝が大人よりも強いためにコントロールが難しくなるのです。
代謝をコントロールできる食生活
瘀血を避けて代謝をコントロールするためには食生活では古い油を避ける事が重要です。
身体の代謝を過剰にする原因の一つとして古い油があります。
古い油は酸化して分解しづらくなっているので体内の残留時間が長くなります。
結果として過剰な代謝を誘発すると同時に、瘀血を引き起こします。
そのため、
- 前日の揚げ物
- 時間のたった惣菜
- コンビニの揚げ物
などは意識して避けましょう。
揚げたての食事は負担が少ないので、新鮮な食事を意識しましょう。
そして代謝によって発生した熱を冷ますために、身体を冷やす性質がある緑茶などを食事にあわせて飲むこともポイントです。
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まとめ
原因不明の症状の多くは血液の状態が悪くなっていることが多いです。
中でも頭部の不調は瘀血が引き起こす場合が多いので古い油には気をつけましょう。
そして緑茶などの水分を摂ることを意識しましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院