東洋医学なら女性の股間の痛みブルヴォディニアを治せる
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ブルヴォディニア
女性を襲う原因不明の股間部の痛み。
婦人科系の痛みと言えど治し方が分からないことが多い。
心療内科でマシになりやすい。
酷い痛みで仕事にも支障がでる。
こんな症状を最近ではブルヴォディニアと呼んでいます。
東洋医学にも記載がある症状の一つなので、こちらではブルヴォディニアの原因と対処法について書いています。
股間がジンジンするブルヴォディニアとは
ヴルヴォディニアは女性の陰部の慢性の痛みを指し、ジンジン感があるが感染症などの原因がはっきりしない状態をまとめて言います。
現代医学によくあることですが、原因不明の似たような症状をまとめて分類することがあるので、余計に治りにくいのが特徴です。
心理的要因が影響していることもあるので精神疾患の薬で症状がマシになることもあります。
外陰部痛の中でも特に器質的疾患が認められないブルヴォディニアは治療に難渋することが多い. 本症例は, 漢方医学的には腎虚と瘀血の所見がみられ, 八味地黄丸と桂枝茯苓丸が有効であった.
漢方薬と心身医学的アプローチが有効であったブルヴォディニアの1例
塚本 路子、他4名
東洋医学においては腎虚と瘀血に分類されます。
腎虚(じんきょ)と瘀血(おけつ)は老化として現れる症状です。
そのため若い女性よりも更年期時期の女性に見られるのが特徴の一つです。
ただし、若くてもブルヴォディニアが起こる場合には生活習慣の乱れによる腎虚や瘀血が生じていると考えられます。
女性の身体は7の倍数で変化する
つまり7の倍数である21歳から身体は徐々に弱りだし、28歳で身体の変化を感じます。
特に35歳を過ぎた頃から老化の症状は出だします。
若くして腎虚になる人は食品添加物の摂り過ぎと睡眠不足が主な原因です。
そのため若年性更年期障害やPMS(月経前症候群)を患っていることも多いのが特徴です。
ただし、身体がほてる人と冷える人の二タイプに分かれます。
改善のための食養生
改善のためには
- 身体が冷える人は補腎
- 身体がほてる人は活血
の食材が必要です。
補腎には
- 黒ゴマ
- 黒大豆
- 昆布
- 山芋
といった黒い食材やネバネバ食材が必要です。
大豆食品も有効です。
最近では欧米のスーパーマーケットに黒い食材に注目したブラックフードコーナーが設置されています。
瘀血の改善には活血食材をとりましょう。
- タマネギ
- ニラ
- 玉ねぎ
といった食材には血糖値上昇を抑制し血液をサラサラにします。
玉ねぎやニンニクの香り成分には血液をサラサラにするフィトケミカルであるイソチオシアネートが含まれます。
高血圧や高脂血症の改善に効果的なので、玉ねぎやニンニクを使ったスープは身体のデトックススープとしても注目されています。
ハーバード大学が考案したフィトケミカルを意識した命のスープは玉ねぎやニンニクなどを中心に作られています。
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まとめ
原因無く身体に問題は現れません。
特にジンジンとした痛みは陰部に限らず血流が悪いときの症状です。
精神の問題は身体の問題でもあるので同時に治療するのが大切です。
そのため、仮にストレスが原因であったとしてもストレスに身体が負けるのは普段の過ごし方に問題があると考えます。
まずは食生活から改善してみましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院