更年期障害を乗り切る東洋医学の知恵
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更年期障害
更年期障害なのか悩んでいる。
何事についてもやる気がまったくなくなった。
休日も家にこもってしまう。
イライラすることが増えた。
こんな話を聞き出すのは50歳前後の女性にはよくある事です。
こちらでは、更年期障害と呼ばれる女性特有の症状の治し方について書いています。
一般的な更年期障害の原因は?
女性の更年期障害の原因は、大きくわけて3つあります。
- 加齢に伴う女性ホルモンの減少
- 環境要因によるストレス
- 性格(体質)が原因
などに分けられます。
女性ホルモンは閉経に伴い徐々に減少し、ホルモンバランスが一時的に乱れることで不調が現れます。
環境の原因としては、50代前後に多い生活環境も原因となり、
- 子どもの受験
- 親の介護
- 責任ある役職
- 夫婦関係の変化
など社会的要因を指します。
性格(体質)の原因としては、身体の保水力が低い人ほど更年期障害は悪化しやすいのが特徴です。
意外に外交的で話好きな人ほど更年期障害になりやすいのが特徴です。
- イライラしやすい
- 落ち込みやすい
- 情緒不安定になりやすい
などの症状が出やすくなります。
更年期障害の症状とは?
不調は全身に現れ、
- ふわふわとしためまい
- 高音の耳鳴り
- ホットフラッシュ(急に熱くなり汗が止まらないなど)
- 肩こり・腰痛
- 偏頭痛
などが多いですが、他にも多くの症状が現れます。
更年期障害の現れ方は、一つの症状だけが現れるのではなく、
今日はホットフラッシュ。
昨日はうつ症状。
一昨日はひどい肩こり。
といったように日替わりで違う症状が出る場合もあります。
東洋医学が勧める生活習慣の見直し
ポイントは、
- 食事
- 運動
- 休養
になります。
ハーブティーやアロマなどの香りは嗅覚や視覚で調整します。
薬膳とは栄養不足を改善し、老廃物の排出を促します。
毎日の食事では、まず五味(酸味、苦味、甘味、辛味、塩味)をバランスよく摂ることが大切です。
その上で、自分の体調や季節に合う食材を積極的に摂り、身体のバランスを整えていきましょう。
また、旬の食材を上手に取り入れることもポイントです。
昔の食事は麦飯と汁物、漬物を基本としていたので、
- 漬物の酸味と塩味
- 麦飯の炭水化物による甘味
- 汁物には葉物の苦味と薬味の辛味
を利用することで五味は完成していました。
特に漬物や酢の物はバリエーションが多く、地域ごとによる特色もあり、旬の野菜を日持ちするように工夫して作られていました。
腹八分目に医者いらずという言葉通り、内臓に負担をかけないためには満腹まで食べないのが望ましいですね。
睡眠の質を高めるコツ、
- 寝る3時間前は食事を控える
- 夜の12時前には寝る
- 6時間の睡眠を確保する
などを守ることです。
体質によって対処も変わる
さらに肥満が目立ち始めた人は体質もポイントになります。
女性の肥満の中でも、
- 肌のくすみ
- 冷えのぼせ
- 便秘傾向
などが目立つ人には運動が必要です。
女性に多い症状として虚と呼ばれる水分代謝が低下しているときに現れる症状が多くあります。
慢性的な頭痛や肩こり、冷えのぼせなどは未病とも呼ばれます。
食事の量はそれほどでもないのに下半身太りが改善されないという人が該当します。
下半身太りになりやすい腎機能の低下から起こる脂質異常症の人は食事の改善ではあまり効果が見られません。
腎機能が低下している人は下半身の運動が効果的なのでウォーキングなどがおすすめです。
なかなか運動ができない人は半身浴やサウナなどで汗を流すのも効果があります。
基本的に下半身のむくみや冷えなどの症状がきつく膝の痛みやだるさがきつい人は漢方薬と併用して改善を目指すほうが効果的です。
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まとめ
更年期障害は避けられない症状のように思っている人もいますが、昔はかかる人のほうが少なかったと言います。
その理由は日々の生活の中にヒントが隠されていました。
しっかりと
- 食事
- 休養
- 睡眠
が確保されていれば更年期障害の予防になりますし、なったとしても改善が早くなるので実践してみてください。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院