現代人は肝臓が弱っている!?起こりやすい人はこんな生活していませんか?
健康法
近年ではNASH(非アルコール性脂肪肝炎)と診断される人が増えています。
肝臓はアルコールで弱ると思っていたけど違うのか?
普段からサプリで栄養は補給しているつもりなのに。
食事や運動に気をつけてもダメなんだろうか?
こちらでは、最近になって増えているNASH(非アルコール性脂肪肝炎)の原因と東洋医学の対処法を書いています。
現代人に多い隠れたNASH(非アルコール性脂肪肝炎)
特徴としては肥満が発症のきっかけとなることが多いのです。
昔なら肥満といえば見た目から太っていることがほとんどでしたが、最近では隠れ肥満の人が増えているのが特徴です。
NASHになる前段階の脂肪肝では、
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 脳卒中
などの危険性が高くなり進行すると、肝硬変や肝がんになるリスクも高まります。
NASHは男女比では男性が多く、年齢は男性は60歳ころで女性は更年期を迎える50歳以降になると増加する疾患です。
男性の主な原因は、
- 食べすぎ
- 運動不足
などによる肥満なのに対して、女性は、
- ダイエット
- 更年期
によるホルモンバランスの乱れです。
いずれの場合もたんぱく質の不足と脂質の過剰が招きます。
代謝の低下によって脂質の消費が減っていることも原因の一つです。
原因としては、栄養には気をつけていても運動不足の人が増えていること、運動をしてダイエットはしているが栄養不足の人が増えていることです。
肝臓を弱らせないためにはこんな生活に気をつける
健康そうで逆効果になりやすいのは糖質制限ダイエットです。
糖質は手軽なエネルギー源であり、不足した分は脂質で補います。
ですが、食事制限をしている人はエネルギー不足に陥りやすく筋肉が知らずに分解されています。
さらに女性はホルモンバランスを崩さないために身体が脂肪を必要としており、エネルギー不足の人ほど糖質を脂質に変換するようになります。
この糖質を脂質に変換する仕事も肝臓の仕事なので肝臓の疲労を招きます。
肝臓の主な仕事は身体を回復させることです。
ですが、回復の作業は睡眠中に行われるので、休養をとれていない人は肝の疲れがとれません。
結果として肝臓の疲労は精神に悪影響を及ぼし起こりやすくなります。
タイプとしては責任感の強い木タイプの人がNASHになりやすいのです。
肝臓が弱る原因は、
- 過労
- 過剰な筋トレ
- 目の酷使
- 怒り過ぎ
などが肝臓の数値が悪化することが確認されています。
頭脳労働が増えている現代人は過労に陥りやすく、さらにパソコン作業は眼の疲れを助長し余計に肝臓の疲労を招きます。
結果としてイライラしやすくなり、怒ることでさらに肝臓が披露するという悪循環です。
肝臓を回復させる東洋医学の知恵
大切なのは老廃物と過剰な熱の排泄です。
肝臓の回復に大切なのは、
- 熱と老廃物を排泄する酸味
- 肝臓の代謝を助ける緑の野菜
- 代謝を促す鶏肉
- ビタミンとミネラルたっぷりの旬の果物
などです。
肝臓は代謝をいかにスムーズに行うかが重要なので、事前に溜まった老廃物を排泄し熱を発散させやすい準備が必要です。
基本的には旬の野菜や果物、魚などを意識するのが大切ですが、特に肝機能を助けるのはスルフォラファンと呼ばれる成分なので、キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に多く含まれます。
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まとめ
非アルコール性脂肪肝は肝臓の機能低下から起こります。
身体に良いと思ってしている運動が原因で起こることもあります。
スマホやパソコンは避けきれない悪い生活習慣の一つなので、普段の食事だけでも肝臓を回復させる習慣を意識しましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院