秋は不眠になりやすい!それは自律神経の乱れの始まりです
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寝つきが悪く昼に眠くなる。
目覚めたらまだ早かった。
寝ているけど眠い。
多くの人は安易に睡眠導入剤などでごまかしますが、とても身体には悪いです。
こちらでは、東洋医学から見た不眠の原因と対処法について書いています。
秋に不眠になるのはなぜか
不眠と聞くとどんなイメージでしょうか?
睡眠時間は長くても身体は睡眠不足のことも多くあります。
時間的には眠れていても朝からだるい、疲れが取れないという時には睡眠の質が低下していると言えます。
コーヒー・紅茶などに含まれるカフェインを多飲していたり、たばこに含まれるニコチンなどの吸い過ぎでなければ自律神経の乱れかもしれません。
自律神経とは、
- 血流
- 体温
- 筋肉の緊張
などのバランスを整えます。
そのため、不眠症の人は
- 血流がドロドロ
- 体温の調節機能が低下
- 筋肉の柔軟性低下
などが起こっていることが多いのです。
これは睡眠時無呼吸症候群の原因にもなるので、寝ても眠い人は身体の状態が良くないことが多いのです。
東洋医学で不眠を解決するには
東洋医学から見ると、不眠の原因は頭に熱がこもっていることです。
眠いという状態は頭に昇った熱が冷めるときに起こります。
頭に昇った熱は火邪と呼ばれ、
- 火邪が強い実の状態
- 火邪を抑えられない虚の状態
は全く別の原因によります。
水分が足りない虚の状態と熱が過剰な実の状態とに分類されます。
水分が不足する原因としては、
- 老化や過労による腎の弱り
- 過度なスポーツによる肺の弱り
- ストレスによる脾の弱り
などが挙げられます。
脾・肺・腎が弱ることで身体の水分代謝が低下して身体の熱を冷ませられなくなります。
これでは体温と血流のコントロールが難しくなり自律神経の乱れを誘発します。
この状態は虚なのでまずは白湯をたくさん飲んで、海産物を摂ることで身体の浸透圧を整えることが大切です。
現代人に多い不眠は実の症状
しっかりと熟睡するためには熱と水分のバランスが重要です。
身体は代謝し続けることは不可能なので、昼間にしっかりと脳を使っていれば夜にはシャットダウンするために眠気に襲われます。
うまくシャットダウンできない人は寝る直前まで脳を動かしていることがほとんどです。
現代人の多くは寝る直前まで目を使っているために身体が興奮した状態が続く実の状態に陥ります。
きちんと頭の熱を降ろした状態で布団に入らないと睡眠の質の低下から自律神経が乱れやすくなります。
寝る前に意識したいのは熱を発生させないことです。
熱を発生させないというのは身体を疲れさせないということになります。
そのため、寝る前のテレビやスマホは就寝の一時間前には終わる生活習慣が重要です。
まとめ
不眠の原因は虚である水分不足が多いのです。
ですが現代人はスマホなどによる実の症状が増えています。
寝ても眠気がひどい人は睡眠の質が低下して自律神経が乱れているかもしれません。
まずは睡眠前の生活習慣から改善しましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院