瘀血の原因となるのは血糖値だけではない

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尿酸値

ドロドロ血液の原因は?

お酒を飲んですぐ頭痛がする様になったのは血流のせい?

内臓に異常がなくても血流は悪化するの?

生活習慣だけが問題なの?

遺伝が原因と言われたら諦めるしかないんじゃ、、、。

こちらでは、瘀血の原因となる尿酸値に注目して東洋医学の対処法を書いています。

瘀血を招く尿酸値

昔から注意されていたのが高尿酸血症です。

普通の人の体内では一日約0.6gの尿酸が作られますが、高尿酸血症になる人は身体の排泄力が低下しています。

そして高尿酸血症になるのは男性の比率が高くなっています。

これは、

  • 男性のほうが代謝が高い
  • 女性のほうが排泄力が高い

という二つの特徴からきます。

女性のほうがホルモンの影響で身体に水分を蓄えやすいとともに、排泄力が高い傾向にあります。

対して、男性はホルモンの影響で代謝が高くなります。

尿酸とは身体の代謝の結果として作られるので代謝の高い人ほど痛風になり、足の関節に炎症が起きて激痛が発生しやすいのです。

多くの場合は一度、痛んでも初めは痛みが治まり、何度も繰り返しているうちに腫れあがり痛みが引かなくなっていきます。

 

東洋医学の養生法

主に、

  • アルコール
  • 肉や魚などの動物性たんぱく質

などの食品がプリン体を多く含み尿酸値が上がりやすくなります。

痛風の歴史は古くアレクサンダー大王やカール大帝などのヨーロッパから、フビライ・ハンなどの東洋の皇帝なども苦しめられたと言います。

そのため、痛風は王の病気とも言われるほどに贅沢病とも考えられていました。

ですが、近年では生活習慣に気をつけているのに高尿酸血症になる人も多くいます。

その原因が無酸素運動と呼ばれる激しい運動です。

球技や筋トレなど息が上がる運動が無酸素運動に含まれます。

男性ホルモンが多い人ほど筋肉質で高尿酸血症になる危険が高いと言えます。

なぜなら尿酸は代謝してエネルギーを作る際に発生するので、エネルギーが必要な生活を送っていると高尿酸血症は誘発されます。

 

ドロドロ血液の改善に必要なのはにも注意が必要

一見すると健康そうなのに高尿酸血症と診断される人の原因の一つに血糖値の問題があります。

尿酸の再吸収を促進するのがインスリンの存在です。

インスリンの分泌増加は尿酸の再吸収を促進してしまうので血糖値の調節も重要です。

血糖値の調節に必要なのが水分の補給ですが、水分もしっかりと摂っているいう人でも汗を多くかけば不足することもあります。

目安の一つとしては尿の色です。

尿は朝一番にするものを除けば透明になるくらい薄い状態が理想です。

日中でも尿が黄色の時は水不足です。

 

食生活が原因で高尿酸血症になる人は単純に暴飲暴食を控えることが重要です。

加えて生野菜や果物などで水分を取るのも効果的です。

サラダや果物は身体を冷やす作用もあるので食べ過ぎは禁物ですが普段から汗をかく量が多い人にはおすすめです。

また、意外に尿酸値を下げる効果があるのが乳製品やコーヒーになります。

そのため一日に2~3杯のコーヒーにミルクを入れて飲む習慣は尿酸値を下げると言われています。

 

まとめ

昔なら痛風は贅沢病だと考えられていました。

ですが、実際は食べ過ぎていない人も痛風になる可能性はあります。

大切なのは常に血液がサラサラの状態を保てるように水分を摂取することです。

運動をする人は水分不足にも気をつけて尿の色が透明になるくらいに飲みましょう。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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