胃腸の弱りは薬より食事で改善する
健康法
偏食で食生活が乱れている。
胃もたれの時は市販薬を利用する。
暴飲暴食で吐くときもある。
こんな生活で本当の健康を手に入れられるはずがありません。
本当の健康とは身体を作る食事からです。
こちらでは本当の健康に必要な食事について書いています。
食養生で治らない病気は治らない
医学の祖として有名なヒポクラテスは人間の身体に宿る自然治癒力について言及しています。
人間の自然本性(ピュシス)を正確に知る道は医術でしかなかった。
ピュシスとは治癒力そのものであり、これに優る治療は存在しないとしています。
医者や医療はその援助者の機能をもつにすぎないとのことです。
そして健康とは、日々なんの不調もなく生き生きと過ごせることです。
現代人に広がる原因不明の体調不良は、食事の乱れにより心身ともに弱っているからです。
その原因の多くは自然治癒力の低下にあります。
医学の仕事は人間の身体の自然治癒力を最大限に引き出すこととしています。
東洋医学では、全ての食べ物に対して、
足りないものを補えば薬となり、過剰にとれば毒となる、過不足なくとれば健康になると考えます。
要は、どんなに良いものでも摂り過ぎは毒になりますし、毒であっても適量なら健康になれます。
実際に漢方薬の一部は摂り過ぎれば毒となるトリカブトなども入っています。
薬以上の食養生とは
食養生とは内容異常にバランスのよい食事をよく噛んでゆっくりと食べれば十分です。
どんなに健康な食事を意識しても、生活環境の変化や季節などのさまざまな要因によって体調は変化します。
そんな体調の変化を気にし過ぎて、すぐに薬を飲んだり健康食品に手を出すほうが問題なのです。
特に高齢者や虚弱体質の人が独断で薬やサプリを多用するのは副作用などの面から考えても危険で、良い効果よりも副作用で辛くなることもあります。
身体が弱い人や弱っているときは、食べられるものを食べられるときに、食べられるだけ摂るようにします。
何を食べるかというよりも、
- 糖質(バナナやスポーツドリンクなど)
- ビタミンやミネラル(果物やはちみつなど)
- 食物繊維やアミノ酸(野菜スープや味噌汁など)
など消化に良く効率よくエネルギーをとれるものが理想です。
リンゴをすりおろしたり、果物ゼリーを選んだりするのも食事の工夫です。
胃腸が弱い人はむせやすかったり下痢しやすかったりします。
そして口内炎を起こしやすいのも特徴です。
こんなタイプに大切なのは、食事をするときの姿勢です。
胃腸が弱い人は、猫背であることが多く、消化不良を起こしやすいので、
- 椅子に深く座る
- おへその下を前に出す
- 肩甲骨を寄せる
などに気をつけて胃が働きやすい状態を作れます。
テレビを見ながら食べたり、スマホをいじりながら食べたりすると余計に消化不良を起こすので注意しましょう。
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まとめ
身体の不調は食養生で治せます。
食養生で治せないなら生活習慣に問題があるか不治の病です。
大切なのは身体の自然治癒力を最大限に高めることです。
そのために必要なのは栄養素よりも食べ方です。
安易に薬に頼る前に日々の食生活の見直しから始めましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院