土樹が教える鰹節に隠されたすごい効能
健康法
人物紹介
土樹(どき) 二人兄妹
人間関係を重視してボランティア大好き、土麻のお兄ちゃん。想像力が豊かで歴史もののマンガが大好き、栄養学を教える大学教授。
土樹「こんにちは。今日も栄養学の講義を始めます」
「本日は和食の基本でもある出汁をとるために必要な鰹節のすごい効能についてです」
鰹節とは
鰹節に含まれる栄養は豊富なうえに多種多様なので、実に様々な効能が期待できます。
- 疲労回復
- 骨を丈夫にする
- アンチエイジング
- デトックス
などが期待できるのは魚の中でも春先の鰹の効能です。
鰹節に含まれる栄養として、必須アミノ酸であるバリンとロイシン、イソロイシンがあります。
この三つのアミノ酸は分岐鎖アミノ酸とも呼ばれ、スポーツの前後に摂る事で効率的に疲労を回復するためにアクエリアスやプロテインなどにも配合されています。
昔から出汁をしっかりととった料理には疲労を回復する作用があると考えられていました。
それは鰹節に含まれるアミノ酸に加えて抗酸化作用の強いセレンなどのミネラルの力によるのです。
鰹節に含まれる栄養の中でも骨を丈夫にするのはカルシウムとリンなどのミネラルです。
実はカルシウムとリンは摂取するバランスが悪いと効果が薄れてしまうので、カルシウムとリンのバランスが良い鰹節は日本人の骨格を強くしているのです。
昔から子供の日には、元気な男の子になるように鰹を食べる風習があり歯が強くなると考えられていましたが、カルシウムとリンの相乗効果で骨や歯が強くなっていたのです。
さらに鰹節に含まれる栄養の中でもドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸のような良質な脂質は血流をサラサラにします。
血流をサラサラにする作用と抗酸化作用があるビタミンB6とDにメチオニンやヒスチジンなどのアミノ酸を含む鰹節はアンチエイジング食材としても注目されています。
さらに豊富なカリウムはデトックス効果も発揮します。
カリウムはナトリウムを含む余計な塩分を汗や尿として排泄する働きがあるので、塩分の摂りすぎになりやすい現代人は特に意識して摂りたいミネラルです。
また、アミノ酸のメチオニンは肝臓の機能を高めることで身体のデトックス能力を高めます。
まとめ
「鰹は春の魚なので、春に必要なデトックス作用が高い魚です。」
「そのため鰹を食べる事も大切ですが、より効果的に鰹の効能を得ようと思えば普段の料理に鰹節をかけたり、鰹節で出汁をとると様々な健康効果を得られます。」
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院