水太が解説するスマート筋トレは大流行のアフターバーン効果
健康法
人物紹介
木一郎(もくいちろう) 三人兄弟の長男
几帳面でリーダー気質、理論的だが怒りやすい面も。仕事大好きで競争に強い。鍼灸用品や漢方薬を販売する会社の経営者で金代と水太の上司。
金代(かなよ) 二人姉妹の下
マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている
水太(みずた) 二人兄弟の下。 とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。釣りとスポーツが趣味。通販と筋トレが大好き。
水太「はぁ、はぁ、はぁ」
金代「、、、何で、朝から息を切らしてんの?」
水太「ふっふっふっ、これはアフターバーンを狙った行動なんだ!」
金代「アフターバーン?」
水太「今、筋トレ好きの中では流行っている言葉だから、金代にも教えてやるよ!」
注目が高まるアフターバーン効果とは
アフターバーン効果とは、運動をしたあとでも燃える続けるカロリーのことです。
この効果の特徴は、運動の強度が高ければ高いほど、そのあとの効果が大きくなるという点です。
今まで、一般的に言われていた消費カロリーとは、運動中に消費されるカロリーのことでした。
それに対して、アフターバーンは運動後の身体が燃やすカロリーのことなのです。
この考え方によれば、従来なら消費カロリーが高いと言われていた有酸素運動よりも、無酸素運動の方がトータルのカロリー消費は大きくなります。
消費カロリーにアフターバーン効果を含めると、
- 運動中
- 運動後
- 乳酸の分解
のタイミングでのカロリー消費が計算されます。
運動中なら有酸素運動の消費カロリーが大きくなりますが、無酸素運動であれば運動後の消費カロリーが大きくなります。
無酸素運動で息が上がっているときは、酸素の消費量が増大しています。
無酸素運動の後には、発生した乳酸が残っています。
乳酸が増えると、脳下垂体から成長ホルモンが分泌され代謝力が上がります。
アフターバーン効果とは、運動後のカロリー消費と乳酸の分解によるカロリー消費の合計です。
研究によると、一般的に知られている無酸素運動中の消費カロリーの約19倍ものカロリーがアフターバーン効果により消費されているということです。
筋肉の修復には摂取したタンパク質を分解し、新たな筋繊維を作る必要があるため、これにも確実にエネルギーが消費されています。
さらに、筋肉が炎症を起こしているとより多くのエネルギーを使います。
ただし、アフターバーン効果の研究は、解明されていない部分もあります。
そのため、有識者の間でも効果のほどにはばらつきがあります。
それでも、トレーニング終了後から24~72時間の間はアフターバーン効果が持続するといわれています。
共通しているのは、アフターバーン効果が一番高いのはトレーニング直後の1時間ということです。
アフターバーン効果を最大限に引き出すのは、インターバルトレーニングと言われます。
最近の流行である、サイクルトレーニングである
- 自転車を10秒間全力で漕ぐ
- 30秒間流して漕ぐ
1と2を繰り返す。
一時期は有酸素運動がブームでしたが、最近になって激しい筋トレが人気なのはアフターバーン効果によるものです。
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短い時間で効果が出るのがアフターバーン!
水太「というように、息がきれるくらいの運動が良いんだよ!ぜぇぜぇ(汗)」
金代「、、、もう仕事の時間だよ」
木一郎「仕事に支障をきたしちゃいけないぞ」
水太「ちょっと、しんどいんで待ってください!」
木一郎「仕事に支障が出ているから、仕事前は禁止だな(怒)」
*水タイプの水太は本能で動くので、思いついたことは実践します。金タイプの金代は冷静なつっこみをします。木タイプの木一郎は理論的に怒ります。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院