東洋医学から見た肝胆湿熱(かんたんしつねつ)の原因とは
東洋医学と西洋医学の違い, 気・血・津液
人物紹介
澤 楽(さわ らく)
東洋医学をベースに経絡内臓整体で身体の体質改善を目指す鍼灸マッサージ整体師。 栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康を実践している。プラチナ経絡整体で様々な疾患を解消しています。
肝胆湿熱とは
肝胆湿熱とは、東洋医学の考え方で、肝臓や胆のうに熱がこもって機能が低下した状態です。
主な原因には、
- 胃に溜まった熱
- 身体にこもった湿熱
の二種類があります。
胃に溜まった熱とは、暴飲暴食などが続くことで、胃が過剰に働かされている状態です。
そもそも、胃と肝臓には密接な関係があります。
胃を保護する粘膜を作るためには、肝臓で作る酵素が必要です。
そのため、胃を働かせるということは、肝臓の仕事を増やすことと同じなのです。
そのため、東洋医学では肝胃不和という言葉もあります。
二つ目の身体に溜まった湿熱とは、水分不足のためにこもった熱です。
人間の体内では、代謝を行えば熱が発生し、熱を冷ますために水分を消耗します。
そのため、消耗する水分を上回るペースで水分を補給しなくては、水分不足で熱がこもります。
身体に湿熱が溜まっていると、陰部が痒くなったり帯下が黄色くて悪臭を伴なったりします。
そして、溜まった湿熱が肝胆に届くと、
- 口の中が苦い
- 脇が痛む
- 黄疸
などの症状が現れます。
これらの症状が現れると肝胆湿熱と判断されますが、胃熱からくる症状なのか湿熱から来る症状なのかはきちんと判断することが重要です。
肝胆湿熱の原因を見極めよう!
澤楽「肝胆湿熱という表現は、身体に溜まった湿熱が肝胆にこもった状態です」
「そのため、肝胆湿熱を改善するためには、熱の発散も重要ですが、水分をとって胃の負担を軽くすることも大切です」
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院