体調不良は突然やってこない!体質によって原因が違う

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体調不良

体調が急変した。

昨日までは元気だったのに急に不調になった。

病院に行って検査も受けたら問題は無いと言われたけど、いまいち納得できない。

体調が急変することは30代を超えたころから増えてきます。

ですが、実は身体は様々な予兆を出しています。

こちらでは、東洋医学から見た体質別に現れやすい不調の現れ方と対処法について書いています。

 

じわじわと不調の原因は溜まっている

病院に行ったら即入院だと言われた。

そんな話は珍しくなく、身体の異変は自覚できるとは限りません。

自分の身体は自分が一番わかるというのは思い込みです。

脳の理解は誤認もあれば、認識できない場合もありますから。

一番怖いのは自覚できないうちにゆっくりと悪化する場合です。

そのため東洋医学では早期発見のために普段の行動に注目しました。

 

東洋医学で自分の体質を診断しよう

体調が崩れる前兆は人の体質によって決まっています。

東洋医学においては筋痙攣・溜息・しゃっくり・咳・鳥肌の5つの行動に注目しています。

こちらでは木・火・土・金・水の5グループに分けて各体質を紹介していきます。

五変の分類

木タイプ(筋痙攣は肝臓と胆のうの異変)

体調を崩しだした時には筋肉がつりやすくなります。身体に疲労物質が溜まり、肝臓が処理しきれない時に起こる変調です。

身体の血液循環が低下するので、筋肉は緩むことが出来ずにつってしまうのですね。肝の弱りです。

この時に身体には、乳酸が溜まっており体内は酸性に傾いています。

疲労回復にクエン酸が良いというのは、新たな酸を入れる事で乳酸の合成を止めて分解を促進するからですね。

合わせて

  • 緑の野菜からミネラルとビタミンB
  • 水分を多く摂る事

で肝臓の機能は高まります。

肝臓が弱る三大要因は、

  • アルコール
  • 過労
  • 睡眠不足

になります。

 

火タイプ(溜息は心臓と小腸の異変)

溜息は心の循環が上手くいってない時に出ます。また頭に血が昇っている状態なので、冷ましてやらないと悶々とします。

溜息は、頭の熱を吐き出そうとするために出てくるのですね。心臓の弱りです。

同時に横隔膜が硬くなっています。そのため呼吸が浅くなっているので頭は酸欠状態ですからスッキリしません。

溜息は深い呼吸を促す効果もあるので出てくる時ほど深呼吸しましょう。

また自宅ならシャワーを浴びて頭の熱を取り除いたり気分転換に散歩をしたりしましょう。

各タイプの中でも水分補給が最も重要なので、少し硬めのミネラルウォーターが良いですね。

心臓が弱る三大要因は、

  • 水分不足
  • 高血糖
  • 高脂血症

になります。

 

土タイプ(しゃっくりは胃と膵臓の異変)

吃逆(しゃっくり)が出るのは、胃腸が冷えている証拠です。普段から冷たい物を取り過ぎている人に多く見られます。胃の弱りです。

冷えた胃の動きが悪いために、横隔膜に負担がかかり痙攣したためにしゃっくりは起こります。

しゃっくりは胃を温めるために起こります。こんな時は白湯を飲んで胃腸を温めましょう。

また、顎を動かすのも効果的なので、ガムやスルメなどを噛むのも効果的ですね。結果として、唾液を飲むのは最高の胃腸薬ですね。

胃が弱る三大要因は、

  • 大食い
  • 早食い
  • 寝る前の食事

になります。

 

金タイプ(咳は肺と大腸の異変)

身体の水分の移動が滞っている証拠です。咳をする事で、筋肉に刺激を入れています。

  • 運動不足の時
  • 体温が下がっている時

に出る生理現象と言えますね。肺の弱りです。

体操をしたりストレッチをしたりする事で、筋肉に刺激を入れましょう。

ポイントは胸の筋肉と肩甲骨の間ですね。ここが固いと呼吸がしづらいので、咳はこれらの動きを良くするために起こりますから。

その辺りを擦ったりシャワーを当てても良いですね。乾燥に弱いのでオニオンスープもお勧めですよ。

肺が弱る三大要因は、

  • 運動不足
  • 同じ姿勢
  • 寝すぎ

になります。

 

水タイプ(鳥肌は腎臓と膀胱の異変)

鳥肌が立つのは、身体に余計な水分が溜まっている証拠です。余計な水分が溜まると、身体が冷えやすくなるので、体温を高めようとする生理現象ですね。腎臓の弱りです。

水分の排泄を促し、体温を高める生姜や紅茶がお勧めです。

また、ミネラルバランスが崩れやすいのも特徴なので、冬はホットポカリで夏は麦茶がお勧めですね。

ワカメの味噌汁などの海藻を多めに摂りましょう。

腎が弱る三大要因は、

  • 冷え
  • 過剰な食品添加物
  • ミネラル不足

になります。

 

まとめ

五変とは体調を崩す前に出る前兆です。

人間の身体は突然に熱を出したり痛みを出したりはしません。

前段階として筋痙攣や溜息、しゃっくり、咳、鳥肌などで体調を整えようとします。

逆に普段からこれらの症状が出やすい人は各臓器が弱りやすいという体質を示します。

食事は内臓から身体を支えるので自分に合った物を意識しましょう。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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