水太のスマート筋トレで乳酸も分解!
スマート筋トレ
人物紹介
金代(かなよ) 二人姉妹の下
マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている
水太(みずた) 二人兄弟の下。 とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。スマート筋トレを実践しており、通販が大好き。
水太「金代、知ってるか!?」
金代「何よ、急に」
水太「乳酸って疲労物質じゃないらしいぞ!」
金代「へー、それは初耳ね」
水太「今回は乳酸について調べたぜ!」
乳酸とは
昔は、乳酸は疲労物質と考えられていました。
理由としては、無酸素運動の後に乳酸が増えているからです。
ですが、激しい運動の代表であるサッカー選手の身体を試合後に計測すると乳酸が残っていませんでした。
その事から乳酸は疲労物質ではないと考えられるようになりました。
本当にエネルギーが必要なときには、乳酸すらエネルギー源として使いきっている証拠だからです。
最新の研究で分かったのは、無酸素運動下では乳酸が作られますが、作られた乳酸は心臓などに運ばれて有酸素下で分解されてエネルギー源として利用されているのです。
運動のメインエネルギー源は糖質です。
エアロビクスや軽いジョギングなどの有酸素運動を行った場合、初期は糖質が水と二酸化炭素に分解されてエネルギーが作られます。
しかし、運動の持続時間が長くなったり運動の強度が高いと、身体は糖を猛スピードでエネルギーに変えようとします。
そうすると、糖質の分解が追い付かなくなり乳酸が発生するようになります。
結果として、無酸素運動のような強い負荷が身体にかかると体内で乳酸が増えるのです。
対して、心筋のエネルギー源は糖質に脂質も加わり、ピルビン酸や乳酸を供給源としています。
心筋におけるミトコンドリアの数は骨格筋よりも多く大型であることが確認されています。
そんな心筋のもう一つの特徴は、普段なら糖質よりも脂肪酸をエネルギー源としており、その割合は60~80%に昇ることです。
乳酸と心筋の関係については様々な意見もありますが、疲労時には心筋で使われる乳酸はの割合が大きくなるとのことです。
そのため、酸素カプセルで疲労が回復するのは、心臓における乳酸の分解を促進して、乳酸からエネルギーを取り出していると考えられます。
日常でも筋トレの後などに深呼吸を心がければ、酸素の吸入率が高まりエネルギー効率は高められるのです。
無酸素運動の後には、のんびりとしたストレッチをしながら酸素を取り入れるとより乳酸を分解して疲労回復に効果的です。
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乳酸も利用すればより効率アップ!
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院