痰湿を解消する東洋医学ハーブティーはペパーミント
東洋医学ハーブティー
人物紹介
水江(みずえ) 二人姉弟 泌尿器系が弱りやすい水タイプ
アウトドアが大好きで遊園地では絶叫系が大好き、ナッツやドライフルーツにハーブティーを扱う店の店長。時に強引で突っ走るタイプ。
木奈(もくな) 三人姉弟の長女で弟と妹 代謝系が弱りやすい木タイプ
姉御肌で面倒見がいい長女タイプ、陰陽の太極図を基にした経営のセミナー講師をしている。色んなことを勉強するのが趣味。
ミントとは
ミントは和名で薄荷(はっか)のことで昔から薬としても重宝されてきました。
江戸時代には、発熱に咳や喉の腫れ痛みには薄荷と言われていました。
喉の腫れや痛みの原因は水分が滞って腫れているからです。
寒い地域で栽培され、かつては世界市場の7割が北海道で生産されていました。
ハーブの世界では、ペパーミントは胃腸の調子を整えてデトックス効果のある便秘にも良いハーブとして知られています。
デトックス効果には、排便や利尿作用などにより老廃物の排泄を促すので、免疫力を高める働きも確認されています。
現代でいうデトックスとは、東洋医学から見れば瘀血(おけつ)や痰湿(たんしつ)などの老廃物が溜まった状態を解消してくれるということです。
また、ペパーミントに含まれるメントール成分には脳内のドーパミン濃度を増加させる効果があるので、気分をリフレッシュさせ集中力をアップさせる作用も期待できます。
メントールは、水分代謝を改善する働きがあるので、
- 鼻詰まり
- 気管支炎
などの呼吸器系の不調の解消にも役立ちます。
基本的に呼吸器系の不調は乾燥かむくみのどちらかです。
そして、むくんだ状態を東洋医学では痰湿と呼んでいます。
また、ペパーミントに含まれる
- ルテオリン(抗肥満・抗脂肪肝・抗インスリン抵抗性など)
- ミントポリフェノール(鼻の粘膜の腫れを抑える)
- アズレン(抗炎症と粘膜の修復)
- ロズマリン酸(脂肪酸の利用を促進)
などの成分が、花粉症や気管支喘息などの様々なアレルギー症状を緩和させます。
ロズマリン酸はローズマリーから発見されたポリフェノールの一種で、レモンバームやシソ等のシソ科ハーブ類の植物に多く含まれる成分です。
このロズマリン酸は抗酸化作用に抗炎症作用があり、さらにアレルギー症状を緩和することで知られています。
つまり、アレルギー症状の主な原因は痰湿だという事です。
また、胃腸が弱く水分代謝が悪いことが原因の口臭を解消する効果も期待できます。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院