金代のピンポイント経穴は内関(ないかん)
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きちんと刺激すれば、徐々に効果が現れます。
だから繰り返し押してください(続けるのが難しいけど)
内関(ないかん)
内関の位置は、掌側の手首の中央から肘に向かって2寸の所です。
2寸というのは、自分の親指の横幅で2本分という意味になるので、だいたい3~4cmくらいになります。
内関の主な効能は心臓疾患を始めとした自律神経系の症状です。
主なものには、
- 胸痛
- 動悸
- 不整脈
- ヒステリー
- 精神病
などにも効果があります。
内関は正中神経の通り道なので、神経系に働きかけるのです。
この内関を押さえたまま手首を前後に動かすと、神経の興奮がある人ほど痛く感じます。
内関と合わせて刺激したいツボ
ツボの多くは意味があり、内関には対応した外関に対する内側にある関所という意味です。
また内関は心包経の絡穴であり、八総穴の一つでもあります。
そのため内関を単独で使うよりも、他のツボとの組み合わせで効果が高まります。
内関と外関は経絡同士をつなぐ絡穴(らっけつ)というツボでもあります。
絡穴は実の症状で慢性的な疾患に効果があります。
そして外関の効能は、
- 手関節炎
- へバーデン結節
- リウマチ
- 心悸亢進症
などの解消になります。
そのため実の症状で慢性疾患になりやすいリウマチには特に効果的です。
八宗穴は、上肢と下肢を組み合わせて効果を発揮するツボです。
内関の場合は、下肢の絡穴でもある公孫(こうそん)が組み合わせの相手になります。
公孫(こうそん)は不妊症や食欲不振、吐き気、疲労解消などの水分代謝の低下に効果のあるツボです。
公孫は足の第1中足骨底の内側に取ります(親指の三つ目の関節の辺り)。
このツボを5秒くらいグーッと押しましょう。
ツボは押し続けて効果を実感!
そして症状が重いほどにツボは押したら痛みます。
逆に押した痛みがマシになるころには症状はマシになってます(頑張って)
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院