逆流性食道炎

木一郎（もくいちろう）　三人兄弟の長男　代謝系が弱りやすい木タイプ

几帳面で気質、理論的だが怒りやすい面も。仕事大好きで競争に強い。鍼灸用品や漢方薬を販売する会社の経営者で金代と水太の上司。

⇒木一郎のスッキリ漢方紹介

金代（かなよ）　二人姉妹の下　呼吸器系が弱りやすい金タイプ

マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている

水太（みずた）　二人兄弟の下　泌尿器系が弱りやすい水タイプ

とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。スマート筋トレを実践しており、通販が大好き。

逆流性食道炎に使える漢方薬

逆流性食道炎では、一般的には胃酸分泌を抑える薬が処方されます。

逆流性食道炎の主な症状は、

• 胸焼け
• 呑酸（酸っぱいものが上がってくる）
• ゲップ
• 喉の違和感

などです。

ですが漢方薬は症状によって処方されるのではなく、体質によって処方されます。

逆流性食道炎によく使われる漢方薬は三種類あります。

それが

• 六君子湯（りっくんしとう）
• 半夏瀉心湯（はんげしゃしんとう）
• 半夏厚朴湯（はんげこうぼくとう）

になります。

それぞれの漢方薬は、症状によって使い分けられます。

六君子湯は主に気虚タイプに用いられます。

六君子湯は気を補う作用が非常に強い人参や大棗が主薬となっています。

さらに半夏や陳皮などの理気剤を加えています。

そのため気（代謝）が弱っていて胃の流れが悪い人におすすめの処方となっています。

吐き気などの逆流症状に加えて、胃もたれや食欲不振などが強い人におすすめです。

胃に水が溜まってポチャポチャ音がする人に効果的です。

普段から疲れやすく、食後にすぐ眠くなる人には六君子湯がおすすめです。

六君子湯は漢方の中でも科学的に証明があり、食欲を増進させるグレリンというホルモンの分泌量を増やす薬理作用があることが分かり注目を集めています。

半夏瀉心湯は、六君子湯の構成生薬と良く似ていますが、気（代謝）を補い流れを良くする効果があります。

みぞおちのつかえる感じや、ゲップ、胸焼け症状が強い方におすすめです。

お腹がゴロゴロと鳴り、消化不良で下痢をする人にも適用です。

また炎症を抑える作用もあるので、口内炎が多い人にも使われます。

半夏厚朴湯は、気滞によく用いられます。

半夏厚朴湯の構成生薬は、気（代謝）の流れを良くする理気薬がメインとなります。

理気薬は、胃腸の機能を高めます。

普段からストレスが多く、胸や喉のつまる様な感じが強いタイプにおすすめです。

より精神症状が強い人に用いられるのが半夏厚朴湯です。

 

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症状に合わせて漢方薬を選ぼう！

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院