肝気犯胃を解消するパパッと薬膳

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火翔
肝気犯胃は辛い症状だね♪

今日は肝臓と胃の機能が低下している人に優しいパパッと薬膳だよ♪

肝気犯胃を解消するには

肝気犯胃とは肝臓の機能低下から胃の機能も低下した状態です。

基本的に肝気犯胃が起こるのは、肝臓が働きすぎの状態である肝鬱気滞(かんうつきたい)が悪化した結果です。

そんな肝気犯胃を起こす人は、普段から精力的に動く分だけ食べている人です。

肝臓が弱ると疲れすくなったりイライラしやすくなったりと心身とも不調をきたします。

弱った肝臓は、本来の機能である胃を保護することが出来ずに胃の機能を低下させ肝気犯胃の状態となります。

そのため弱った肝臓を回復させるには、

  • ビタミンA
  • βカロテン
  • 酸味

などを意識して食べて気(代謝)を高めることが大切です。

体内のビタミンAの約80%は肝臓に貯蔵されています

またβカロテンは、ビタミンAの原料になる緑黄色野菜に含まれる色素です。

ビタミンAは、体内を保護するムチンという粘膜を作る酵素となります。

このムチンが胃の粘膜となり胃を保護して機能を高めます。

そのためムチンが不足すると胃炎が起こりやすくなります。

ビタミンAは摂取不足だけでなく、アルコールの過剰摂取が原因で消費されて不足することもあります。

ビタミンAは緑黄色野菜だけでなく鶏肉やレバーにも多く含まれるので、ビールと焼き鳥の組み合わせは肝臓に優しい組み合わせと言えます。

またビタミンAは、ビタミンCとEと同時に摂る事でよく働くので、ビタミンACEを一緒に含む緑黄色野菜や海藻類は効果的なのです。

また酸味は老廃物の排泄を促して肝臓の機能を高める働きがあります。

薬膳から見ると、肝臓に良い食材は平肝と養肝に分けられます。

平肝とは肝臓の機能を高める食材で、うなぎやレバーなどの動物性のビタミンAが分類されます。

養肝とは肝臓の機能を正常化する食材で、セロリやピーマン、ゴーヤなどの緑の食材が含まれます。

また桑の葉茶菊花茶は肝臓の機能を整える東洋医学ハーブとして知られています。

また肝鬱気滞の状態だと身体に熱がこもるので、大根おろしや豆腐などを合わせてとると効果が出やすくなります。

そのため、ジャコおろしなどは肝臓と胃の機能を回復させるパパッと薬膳になります

火翔
頑張りすぎる人は肝気犯胃になりやすいから注意してね♪

お酒を飲むときにはジャコおろしを合わせるのがおすすめだよ♪

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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