乾燥肌を解消するキラリ美容法
キラリ美容法
そんな人は保湿のし過ぎもテカりそうで悩んだり、念入りに保湿をしても乾燥したりするわね(^^♪
これらの症状は肌の問題だけど、原因は内臓であることが多いから話すわね♪
乾燥肌の原因とは
乾燥肌は厳密な定義はありませんが、敏感肌と同一視され、
・チクチクする
・ヒリヒリする
・つっぱる感じがする
などの目にみえる症状ではないけど本人としては自覚がある状態です。
敏感肌の正体の多くは乾燥から肌を守るバリア機能の低下です。
皮膚のバリア機能は、
・体調の変化やストレス
・冷暖房などの環境
・花粉などの季節的要因
に敏感に反応して容易に機能が低下します。
ここで問題となるのは外的要因ばかりでなく、それらの刺激に身体が適応できないことにあります。
同じ環境にいても、肌の状態が良い人と悪い人はいるので、乾燥肌は環境だけのせいにはできません。
とりわけ顔の肌は内臓の状態も反映します。
肌が敏感な人は肌の老化が進んでいることが多く、老化が進んでいる人は血管の柔軟性が低下していることが分かっています。
最近では間違ったスキンケアなどによっても皮膚のバリア機能が低下している場合もあります。
さらに、
・心理的疲労
・睡眠不足
などは肌の状態とともに内臓の状態も悪化させます。
特にストレスや睡眠不足は肝臓に悪影響を与えます。
ですが、肝臓は少しの問題なら自力で回復します。
そのため、長期にわたって肌の状態が悪いのであれば、継続的に身体にダメージを与え続けていることになります。
男性であれば副腎の状態が悪い人も目立ちます。
そのため肌だけをケアして乾燥肌が治る人は実は少ないのです。
東洋医学から見た対処法
東洋医学ではカサカサした乾燥肌は
・陰虚(いんきょ)
・血虚(けっきょ)
と考えます。
皮膚に栄養を届ける津液(水分)や血(栄養)が不足した状態です。
不足したものは補えば普段の食材も薬となりますが、そもそも不足させないことが養生法となります。
そして、基本の養生法は排泄となり栄養を摂るよりも優先されます。
身体を変えるには不要なものの排泄を促すために、まずは水分をとって尿を出したり便を出す事が重要です。
さらに津液(水分)や血(栄養)をきちんと届けるためには、身体の巡りも重要です。
肌の代謝だけなら脾(消化器系)の問題になりますが、流れに問題があるときは肺(呼吸器系)を立て直します。
脾(消化器系)の不調から血虚(栄養不足)となり、肺(呼吸器系)の不調から流れが悪くなります。
さらに、肝臓が不調な人は他の内臓が回復しづらくなります。
消化器系や呼吸器系が弱るのは物理的な問題ばかりではありません。
くよくよと思い悩み、悲しむという感情もまた内臓を弱らせます。
身体で最もエネルギーを消費するのは脳です。
そのため、ずっとくよくよと思い悩んでいると身体は栄養不足となり、消化器系へのエネルギーを後回しにします。
また、悲しんでばかりいると呼吸が浅くなり肺の不調を引き起こします。
東洋医学では、こういった感情と内臓との関連も重視します。
こんな時の身体の改善で優先するのは身体を動かすという事です。
身体というのは、まずエネルギーを使うから吸収率が上がり、身体の隅々までエネルギーを行き渡らせようとします。
だから、病気でもないのに家でじっとしていたり寝込んでいたりして、栄養をとるだけでは肌は健康になりません。
血(栄養)と津液(水分)を巡らせたかったらまずは汗をかきエネルギーと水分を消費して、それから栄養と水分を補給して人間は健康になれるのです。
ウォーキングやジョギングが気持ちよく感じるのは、エネルギーを消費することで排泄が促され、身体に新たに栄養を入れる余地が出来るからです。
ただし、激しい運動は過剰な老廃物を生むので適度な運動が大切で、息が弾むくらいに動きましょう。
血虚におすすめなのは漢方なら当帰芍薬散になります。
全身に血液を巡らせ、婦人科疾患の予防や改善に効果があることで有名な漢方です。
結果として肌に潤いを持たせて乾燥肌を改善させます。
陰虚の方におすすめなのは漢方ならヨクイニンで、普段から飲むならハト麦茶です。
ハト麦茶は胃腸の働きを助け、いらない水の排泄を促してくれます。
身体の中の老廃物の排出を促すことで、痒みを鎮める効果もあるので痒みがきつい人にもおすすめです。
またむくみや冷え性がひどい人はホットでいただきましょう。
内臓を元気にするには身体から老廃物の排泄を促すのよ♪
どんな栄養も排泄しないと吸収されないので、順番を意識してきれいな肌を目指すのよ♪
LINEに登録してもらえれば最新のブログ情報をお届けします。 また、個別に治したい症状があれば改善のために必要ツボのとり方を送ります
⇒施術や講義を希望の方はこちら
筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院