東洋医学なら膝痛を改善できる!

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歩くたびに膝が痛む。

無理をして歩くと、どんどん膝が腫れてくる

何度も膝の水を抜いたけど、その時はマシになっても良くなっている気がしない。

膝痛の人に共通して言えることは、膝に問題が無い事が圧倒的に多いという事ですね。

問題となるのは、膝に負担がかかる身体の状態ですから。

では、どんなことが膝に負担をかける原因になるのか東洋医学の視点から見ていきましょう。

膝痛と胃腸の知られざる関係

左膝痛は胃腸が原因している場合があります。

食べ過ぎや便秘などで、胃腸が重くなり、左の股関節を固くします。

場合によっては坐骨神経痛も併発し、左の太もも前面の筋肉が固くなることで左膝にふたんがかかります。

右膝であれば、消化不良の事が多く、右の股関節を固くして右膝にきます。

レントゲンで明らかな異常が見つからないなら消化器系の疲労を疑いましょう。

そのため原因としては、

  • 食べ過ぎ飲み過ぎ
  • 寝る直前の食事
  • 消化に悪い生物や食品添加物

以上の事が原因で、津液(水分)の流れが滞っている事が考えられます。

結局、膝に問題は無く膝に負担をかける原因があるということですね。

よく、体重が重いから膝に負担がかかると言いますが、津液(水分)が膝で滞り、本来の動きが出来ないほうが負担は大きいですね。

東洋医学における、胃の反応が出る胃経(いけい)は足の前側を通るので、胃経が固くなるのも膝に来やすいですね。ちょうど、すねのラインで歩き過ぎたらパンパンになる所です。

脾虚、腎虚から起こる場合が多いですね。

 

肥満が原因と勘違いされやすい水毒とは

変形性膝関節症の人に多い特徴に

  • 色白
  • 水太りの肥満

という傾向がみられます。

これが水毒と呼ばれる状態で、体内の水分の巡りが悪くなっています。

変形性膝関節症では、膝に水が溜まることがあるので、水を抜けば治った気になります。

しかし、問題なのは、膝に水が溜まるほど、水が流れていないことなのです。

水が流れていない人は他にも、

  • 汗かき
  • 冷え症
  • 耳鳴り
  • めまい

を伴いやすいのも特徴ですね。

水毒は、

  • 虚症
  • 瘀血(おけつ)

も患っています。

そのため、どこかにぶつけると内出血しやすいのも特徴ですね。

自分のタイプを考察しましょう。

ポイントは気血津液の過不足ですね。

大切なのは、優れた治療法を探す事ではなく、自分に合ったものを探しましょう。合わない治療を続けても百害あって一利なしですから。

あなたは東洋医学から見る五タイプのどれでしょう

代謝の高い木タイプ

気(代謝)が虚する事は無いので、血(栄養)が足りない時でも持久力のあるタイプ

気(代謝)が強すぎると、津液(水分)が足りなくなるので、イライラや頭痛が起こりやすいですね。

 

津液(水分)が不足しやすい火タイプ

最もバランスが繊細なタイプ。

気(代謝)と血(栄養)の片方が不足したり、両方が不足したりします。

心臓は身体の中で最も重要なので、些細な不足にも敏感に反応し精神面に影響します。

 

血(栄養)が充実する土タイプ

食べ過ぎる傾向にあるタイプ。

そのため血(栄養)は、不足するより過剰になりがち。

津液(水分)の滞りが起きやすく、腹部に熱が溜まるので、

  • 水分不足なら便秘
  • 水分過剰なら下痢

になって熱を排泄しようとするタイプですね。

 

気(代謝)の低い金タイプ

身体の津液(水分)はあるが、気(代謝)は高くないのでテンションは高くないタイプ。

津液(水分)が乾燥により失われると、体調を崩すので要注意。

気(代謝)が少し低いので排泄力が弱く、腸内環境が乱れやすい。

結果として

  • 喘息
  • アトピー
  • 花粉症

などのアレルギーが最も出やすいのが特徴ですね。

 

津液(水分)が最も多い水タイプ

津液(水分)が最も多いタイプで、気(代謝)は普通のタイプ。

長時間働けるガソリン量の多いタイプなので、行動力が人一倍ありますね。

 

補足

東洋医学では

  • 気(代謝)
  • 血(栄養)
  • 津液(水分)

という3つの概念を用いる事で、相手の体質を診断しました。

体質改善するのに必要な事は、自分の体質を知る事ですから。

一つのタイプに該当するとは限らないので、二つ該当したら両方試して下さいね!

また、10~20代は後天的なタイプが出ていても、子供の時や30代以降は先天的なタイプが強くなりますので参考にして下さい。

 

膝痛になりやすい人の気を付けるべき点

水分をしっかりとっても、身体がだるくなる人は、リンパ液の中に脂肪分が増えすぎています

身体が重い、だるい、寝るのが大好きな人がそうですね。

太っている人の中でも、冷え性で肌が荒れているのも特徴です。

女性であれば、おりものが多すぎるなどの症状がでます。

そんな時は、次の物は控えましょう

  • 甘いもの
  • 油もの
  • 味の濃いも
  • お酒の飲みすぎ

意識して摂りたいのは次の野菜です。

  • 大根
  • 玉ねぎ
  • 小豆
  • ニンジン

などは、血液をサラサラにする成分と、浸透圧を調整するカリウムを豊富に含みます。

野菜スープで摂るようにすると良いですね。

味付けは塩・コショウでシンプルに濃くならないようにしましょう。

また花粉症などのアレルギーのある人は紫蘇もお勧めです。紫蘇はれっきとしたハーブティーの一つですね。

紫蘇には

  • 発汗作用
  • リラックス作用

があるのでアレルギーの原因となる水毒の改善が期待できます。

 

最後に

膝痛は膝に負担がかかっているのもありますが、

  • 気(代謝)
  • 血(栄養)
  • 津液(水分)

が関わってきます。

さらに、

  • 脾虚(すい臓)
  • 腎虚

などの内臓の疲労も関係してくるので注意しましょう。

比較的に、痛みに襲われにくいのは気(代謝)が高い木・火タイプ

梅雨や季節の変わり目に胃腸が弱り膝痛になりやすいのが血(栄養)の高い土タイプ

普段から冷えが原因で、ひどくなりやすいのが津液(水分)の高い金・水タイプと覚えておいてくださいね。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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