人物紹介

木一郎（もくいちろう）　三人兄弟の長男

几帳面で気質、理論的だが怒りやすい面も。仕事大好きで競争に強い。鍼灸用品や漢方薬を販売する会社の経営者で金代と水太の上司。

⇒木一郎のスッキリ漢方紹介

金代（かなよ）　二人姉妹の下

マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている

水太（みずた）　二人兄弟の下。　とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。スマート筋トレを実践しており、通販が大好き。

 

黄耆とは

黄耆の耆という文字には、体力を補う補薬の長という意味があります。

黄耆は栄養ドリンクに用いられます。

主な成分は、

• フラボノイド
• サポニン類
• 多糖類

などです。

人参と並ぶ滋養強壮薬で、人参と黄耆を配合した漢方薬は参耆剤と呼ばれます。

体力や免疫力を高める漢方処方の基本となっており、

• 十全大補湯（じゅうぜんだいほとう）
• 補中益気湯（ほちゅうえっきとう）

などが代表的で、最近では抗がん剤の副作用軽減にも用いられています。

朝鮮半島では、果実や穀物、野草などを利用した伝統茶の文化が発達し十全大補湯茶が開発されました。

十全大補湯茶は、シナモンの香りがして、ほんのり甘く、やや苦味のあるお茶で、

• 滋養強壮
• 食欲不振
• 息切れ

などの改善に効果的だと言われています。

黄耆の効果は多く、

• 疲労回復
• 食欲不振の改善
• 冷え性の解消
• 利尿
• 花粉症の予防
• 精神の安定

などさまざまな薬効があります。

黄耆の栄養成分としては、

• フラボノイド
• ガンマーアミノ酸（GABA）

などが確認されています。

GABA（ギャバ）は精神の安定を図ることで有名ですが、血圧を下げたり中性脂肪を抑える効果も確認されています。

黄耆は薬膳ではスープやお粥などにも利用されます。

また黄耆と大棗を煮てスープのようにして飲むと花粉症に効果があると言われています。

そして、黄耆は数ある生薬の中でも、薬効が高いことで知られています。

身体が弱っている人は、参耆剤を選ぶのがおすすめです。

 

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身体を元気にするのは黄耆

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院