東洋医学の五季で体質診断!タイプ別の季節の養生法
五行色体表
東洋医学は体質診断から始まります
体調を崩しやすい時期は体質によって決まっています。
東洋医学においては春・夏・秋・冬・季節の変わり目の5つの季節に分類しています。
これは、熱さや寒さに加えて、湿度や身体の水分量などを目安に体調の変化を見ているからです。
五季の分類
木タイプ
春に体調を崩しやすいタイプです。原因は冬の過ごし方にあり蓄える冬に汗をかいたり夜更かしをすると崩しやすくなります。
症状としてはアレルギーやうつ症状などが現れます。
また、冬の間に溜め込んだ血(栄養)と津液(水分)を吐き出すので、気(代謝)が上がります。
春先のアレルギーは、
- 血(栄養)か津液(水分)の溜め込み過ぎ
- 排出する気(代謝)が高まり過ぎている
時に起こります。
予防のためには、冬に汗をかき過ぎない事と、痩せないように意識することですね。
また早起きはしなくても良いですが、夜更かしは身体に悪いので気を付けましょう。
火タイプ
夏に体調を崩しやすいタイプは汗をかけていないのが問題です。
春から夏にかけて空調の効いた部屋にいると体温の調節が下手になるので起こります。
- 夏バテ
- 倦怠感
- むくみ
が起こるのはこのためです。
夏は、おおいに気(代謝)を高めましょう。最も気(代謝)が高まるこの時期は、血(栄養)の不足に気をつけて食事もしっかり摂るのが良いですね。
夏は早起きをすることが大切です。朝に太陽の光を浴びて、汗ばむ位に散歩することなどが大切ですね。
土タイプ
季節の変わり目に体調を崩す人は、
- 普段から食べ過ぎ
- 冷たい物の飲み過ぎ
で胃腸が冷えています。
特に炭水化物が好きな人が多いので、体力はありますが季節の変化への対応が下手で熱を伴う風邪をひきやすいですね。
食べ過ぎや冷たい物の飲み過ぎを控えて旬の野菜や果物を食べましょう。
野菜のスープなどが良いですね。
金タイプ
秋に体調を崩しやすいのは普段から乾燥に弱く、喉を傷めやすく夏を過ぎても冷たい物を摂りすぎている人ほど咳が出ます。
夏が過ぎると生活を早めに変えないと、気温が下がった時に喘息症状が出ます。
秋が来たらアイスなどは止めて白湯を飲む習慣をつけましょう。
水タイプ
冬に体調を崩すのは秋に夏の老廃物を出し切れなかったためです。
秋から代謝は落ちだすのですがこの時に時に食べても良いのですが運動などで消費していない人は代謝のバランスが崩れ冬に極端に水分代謝が落ちます。
極度な寒がりやインフルエンザにかかりやすいのは体内に余分な水分が溜まっているためですね。
鍋などで
- 白菜やネギなどの野菜
- 魚や貝の海産物
を汁ごといただいて適度な水分代謝を保つのが重要です。
まとめ
五季とは体質によって体調を崩しやすい時期です。
人間の身体は季節によって整える部分があります。
日本は四季があり、
- 湿度
- 温度
の高低差が大きいので、空調の中にいすぎるのは良くありません。
四季の寒暖差を感じ、旬の物をいただけば身体は健康を保ちやすいので、過剰な空調は控えましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院