東洋医学で冷え性を改善する食材とは
東洋医学と西洋医学の違い
冷え性とは
東洋医学には陰陽論という考え方も存在します。
本当に簡単に言うと自然界における熱と水分の動きを表した考え方です。
実際は全ての事象を二元論で説明する考え方ですが一旦置いときましょう。(笑)
こちらでは東洋医学における陰陽論を西洋医学的に解説し、もっと身近に冷え性の人の身体を説明し対処法について書いていきます。
陰陽論から見た冷え性(陽虚:ようきょ)
陰陽論では温かい状態を陽として寒い状態を陰と表現しています。
つまり西洋医学における冷え性とは陽(熱)が不足して陰(水分)が過剰にある状態と言えますね。
この状態を陽が足りないから陽虚(ようきょ)といいます。
この陽虚は体質だと思っている人が多いですが、生活習慣と大きな関わりがあります。
一年を通して、
- 空調設備で快適な部屋にいる
- 冷たいものばかり食べてしまう
などの生活習慣が積み重なって起こる身体のトラブルですね。
そうなると身体の熱を作る機能が低下するので、結果として
- 手足がいつも冷たい
- 腰や関節が痛む
などの症状があらわれます。
そして冷えにより血管が縮こまって血の流れを滞らせるため、女性であれば刺すような生理痛に発展します。
この状態を西洋医学から見てみましょう。
西洋医学から見た冷え性
冷え性は西洋医学では病気とはされていません。
そのため特別な治療法は存在しませんが
- 自律神経の乱れ
- ホルモンバランスの崩れ
と考えられます。
主な原因として
- ストレス
- 生理
- 更年期
などが原因として考えられています。
対策としては
- 半身浴
- 適度な運動
- 身体を温める食事
をすることになりますね。
では身体を温める食事とはどんなものか次に書いていきます。
身体を温める食材
東洋医学の薬膳などで勧められるのは鶏肉や羊肉などがあります。
消化が良く寒い地域でも強い動物ですね。
また
- コショウ
- ナツメグ
などの香辛料に
- ニラ
- にんにく
- 生姜
- 葱
などを鍋で頂くのが良いですね。
基本的に少しの辛みと塩分があるものが陽虚の人には良いので試してみて下さい。
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まとめ
冷え性という病気は存在しませんが熱を作るのが苦手な陽虚という体質は存在します。
それは細身の人の方が陥りやすい症状ですが生活習慣でそうなるという事も忘れないでください。
食事では消化に悪いものは避けて辛みと塩分を少し増やすのがポイントですね。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院