東洋医学とは何かを簡単解説!
東洋医学と西洋医学の違い, 気・血・津液
東洋医学とは
東洋医学って何ですか?
根拠はあるんでしょうか?
そんな疑問を持った事はありませんか?
よく言われるのが、科学的根拠があるのか?ということですが、ありますよ。
私は、農学部出身ですが、生物や化学、栄養学の事は、薬膳に触れながら勉強しています。
その上で、鍼灸マッサージ師の視点から、昔からの風習や東洋医学の裏付けをしています。を簡単に解説していきます。
東洋医学を西洋医学と比較すると
まず、日本が西洋式医学を導入したのは、明治維新後になります。
この当時の西洋医学は、ドイツ医学が中心です。
ドイツでは、足ツボが医学として認められています。
しかし、日本では認められていませんね。
それは、西洋医学を導入したといっても、戦争時に重宝する外科手術がメインですから。
実際に当時、日本では脚気が問題になっておりましたが、脚気に効果のある麦飯は医学的根拠が無いと採用されませんでした。
結果として、脚気による大量の犠牲者が出たのは有名な話ですね。
現代では、医学的に証明されました。
簡単に言うと、現時点で科学的に証明されていないからと言って、今までの経験を元にした東洋医学を軽視する理由にはなりませんよね。
脚気の時の麦飯と同様に、後から証明される可能性も高いですから。
東洋医学の治療を西洋医学と比較
東洋医学では見る、匂いをかぐ、脈をとる、問診するが基本になります。
これは西洋医学でも重視していますよ。
脈の見方は西洋医学にもありますし、匂いも病気の診断基準の一つです。
ただ、最近の病院では、機械を使った目に見える診断が重視されているに過ぎません。
その方が分かりやすいですから。
でも、医師によって、診断が違うのはよく聞く話ですよね?
科学的根拠がある事と、誤診や見落としが無いというのは関係がありません。
科学的根拠が重要と思う人は、人間が失敗をしないのを前提にしていませんか?
そんな事は不可能です。
また、全ての人に共通する、科学的根拠はありません。
あるなら原因不明の難病は、存在しないでしょうから。
実際に、最も個人差が大きいのは、腸内環境と言われます。普段の食事を変えれば、同じ人でも大きく変わってきますから。
東洋医学は、体質診断だから必ず診断はくだされます。
経絡の存在の有無
何かがあるのは確かです。何故なら一つ一つの操作に、法則性と再現性のある結果は認められるからです。
全ての組織や内分泌の働きには、電位変動が発生し、そして離れた手足の末梢に在るツボに反応が出ます。
特に内分泌腺は、インドのチャクラの位置とも一致し脳下垂体や松果腺、甲状腺、胸腺、副腎、性腺が電位の発生ポイントであり気の流れの中心と考えられます。
ホルモン剤の投与が、身体に大きな影響を与えるのも、気の流れを司る内分泌腺に影響を与えるからと考えられますね。
そして、鍼は気を操作することにあるとされるので、ホルモンバランスも整えていたと考えられます。
実際に、更年期障害の症状に関係が深い経絡に鍼施術をしたら、簡単に治癒した臨床例も多数ありますから。
ただし、経絡は自律神経に影響を与えたりしますが、自律神経は経絡ではないというのが現在の見解ですね。
まとめ
東洋医学には、現時点では、西洋医学のような科学的根拠に拘りません。
科学的根拠が無いからと言って、効かない事が証明される訳ではありませんから。
逆に、科学的根拠に拘らないからこそ、一人一人に向き合えて、全ての人に対応する事が可能だと言えますね。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院