東洋医学から見るうつ病の症状の治し方
うつ症状
情緒不安でうつ症状。
過食になったり、自己否定したり、周りを気にする事ばかりで毎日が辛い、、、。
外に行けない日が続く。
人と違うねって言われるのが嫌で、頑張って普通になろうとするなど、心は思うようにいきません。
そんな症状が治らないんじゃないかと不安になっていませんか?薬を飲んだり、カウンセリングを受けたりするだけでは、不安な時間だけが過ぎていくかもしれません。
東洋医学では心をコントロールするよりも、生活習慣の改善から心の状態を改善する方法があります。
うつ状態の時の身体とは
こういう心の状態は、完璧主義な人が多く自分を認めることが苦手です。
また、何かに依存する傾向が見られます。
恋愛やスイーツ、ダイエット、掃除など人によって様々ですが何かをしていると気が紛れるのも特徴ですね。
まず安心して欲しいのは、そういった症状は改善できるということです。
この状態は東洋医学では”気の停滞”と表現できます。
気の停滞を改善するには
気の停滞とは、頭に昇った熱を降ろしにくく、冷ますための水分が足りていない状態です。
火タイプの人に多いですね。
本来なら、散歩などで軽く身体を動かすのが望ましいですが、外に出れないなら家の中で足踏みをしましょう。
膝を高く上げて、腕を振る時は肘を引くイメージで行います。
何かに依存する傾向とは、何かに集中したり身体を動かすことで、滞っていた熱を発散できるからです。
そのため、水分もしっかり摂りましょう。
ぬるめの水分を飲むと、頭に昇った熱を冷ましやすく、考えが堂々巡りするといった状態を改善しやすくなりますよ。
食生活の注意点
気の停滞を招くのは、脂質と食品添加物です。
身体の水分は、血液とリンパで運ばれますが、脂質は流れを悪化させます。
女性であれば生理不順や生理痛、脇や乳房脹痛などの症状も出やすいですね。
このタイプは、生の果物がお勧めです。
生の果物は、身体を冷やす作用があるので、頭に昇った熱を冷ましてくれます。
にらやらっきょう、ジャスミン茶などが滞った熱を発散してくれますね。
基本的にはインスタントや加工食品は避けましょう。
脂っこいものや味の濃いものなどは、少なめにする方が良いですね。
そして体調が整ってきたら、外に出て暑さや寒さを感じながら歩くと、気の停滞は解消されやすくなります。
西洋医学のうつ症状の原因
メラトニンの原料は、トリプトファンという必須アミノ酸ですが、うつ症状を訴える人は合成がうまくいきません。
トリプトファンの合成には、ビタミンが必須ですが、ビタミンの豊富な野菜や果物、あるいはサプリメントをとったところで、腸内細菌が貧弱な状態であれば、ビタミンの吸収量は著しく減ります。
トリプトファンは、
- 葉酸
- ナイアシン
- ビタミンB6
などのビタミン群の助けを借りて、小腸でセロトニンの部品を作り、セロトニンを経てメラトニンへと合成されるのです。
セロトニンの分泌量が増えれば、メラトニンの量も多くなり、睡眠のリズムが整います。反対に、セロトニンの分泌量が減ると不安感が強まり、不眠状態が続くようになります。
うつ病の患者さんは、セロトニンの分泌量が著しく減っていることがわかっています。また、うつ病を発症する前段階には、決まって不眠症があるものです。
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まとめ
うつ症状は、心の問題ですが身体の改善が効果的です。
頭に昇った熱を降ろすためには、熱を作る
- 脂っこい物
- 味が濃い物
- インスタント食品
- お菓子
を減らし生の果物を摂りましょう。
身体を整えるのに最も効果的なのは、季節による、暑さや寒さをしっかり感じることなので、外に出られる時は出ていくと良いですね。
難しい時は、朝日を浴びるだけでも構いません。家の中で体操をするだけでも大丈夫です。
絶対にしなければならない何かは存在しないので、自分のペースで出来る事から頑張って下さいね。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院