東洋医学とは何か?気血津液を徹底解説!

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気血津液

東洋医学とは何か?

そう聞かれても専門職以外の人はパッと答えられる人は少ないと思います。

この質問に答えるためには、そもそも西洋医学との違いを考えるのが近道です。

東西の医学の発展機序を考えたときに必要なものが発展していったとも言えます。

西洋医学に関していえばより外科や感染病に特化した学問と言えます。

西洋に限らずですが戦争の時代が長引けば必然的に外科の治療や疫病の治療がメインとなっていきます。

対して東洋医学は平和の時代にこそ重宝される医学とも言えます。

特に日本は江戸時代の時には260年に渡って平和な時間を過ごしました。

こんな時には外科や感染病の対処よりも、生活習慣病や未病(病気の一歩手前の不調)の対処がより重要となってきます。

では現代に求められるものは何でしょうか?

外科や感染病の予防が必要なのはもちろんですが、多くの人は生活習慣病に悩まされていたり、病院の検査では見つからない未病に悩まされている人のほうが多いのが現実です。

だから今こそ昔ながらの東洋医学に目を向けて普段の原因不明の不調の助けになればと思います。

どのタイミングで身体を治すのか

東洋医学の教科書である素問には、「病気になってから薬を飲んだりすることは、のどが乾いてから井戸を掘るようなものである」と書かれています。

これは普段からの予防の重要性を説いており不調になってから努力したのでは遅いと言っています。

つまり東洋医学の最大の目的は、病気になってから直すのではなく、病気にならないように予防する、病気の一歩手前で食い止める予防医学だと分かります。

東洋医学においては、

「上工は未病を治し、中工は已病を治す」

難経より

と言います。

意味は上等の医者は未病のうちに治し、中程度の医者は已病、つまり病気になってから治すとあります。

病気は発症してから治すのは普通の医者だと考えていました。

さらに下等な医者は症状しか治せないと考えています。

症状の裏には原因となる生活習慣などがあり、症状だけを治したのでは何度でも発症してしまいます。

上等な医者は発症前から根本的な原因となるところまで見抜いて治してしまうから再発しないのです。

 

東洋医学の基本となる気血津液

身体の中で起こる変化を知るためには基本となる

  • 気(き:代謝)
  • 血(けつ:栄養)
  • 津液(しんえき:リンパ)

を理解する必要があります。

理解と言っても難しい話ではなく、身体の中で起こる変化はお互いが影響しあい助け合っているという事です。

気(代謝)が起こるためには血(栄養)が必要であり、血(栄養)は最後に老廃物となって津液(リンパ)によって体外へと排泄されます。

この中でどれかが円滑に行われないことで身体に異常が出ます。

東洋医学では一般的に細菌やウィルスなどの悪いものが入ってきたことを需要視しません。

なぜなら、悪いものが身体に入ってきても健康な状態なら排泄できるからです。

問題となるときは身体の中で菌やウィルスが増殖し排泄できない時だからです。

そのため、東洋医学における身体の異常とは必要な成分の過不足をまず考えます。

  • 気(代謝)の過剰は気滞、不足は気虚
  • 血(栄養)の過剰は瘀血、不足は血虚
  • 津液(リンパ)の過剰は痰湿(むくみ)、不足は陰虚

と呼んで区別しています。

 

食生活の注意点

医食同源という言葉通り、食べるもので健康を維持するというのは西洋医学にもあります。

ただし、東洋医学が重要視している事は排泄です。

栄養を意識して食べることはもちろん重要ですが、排泄はそれ以上と考えています。

動物でも、牛は消化しにくい草から栄養を摂るために、胃が四つあって何度も噛むことで健康を維持します。

ウサギなら、自分の糞をもう一度食べて、吸収不足の栄養を改めて摂ろうとします。

東洋医学には「四百余病すべて宿便」という諺があるほど排泄を重要視します。

そのため、何を食べるかも重要ではありますが、

  • しっかりと噛んでいるか
  • 消化吸収出来ているか
  • 排泄できているか

それら無くして健康にはなれません。

次に紹介する食事は必要なものではありませんが、便秘がひどい人や食べ過ぎな人は余計なものを減らすことも意識するとより効果的です。

食べても太れない人や、食べなくても太ってしまう人は食事の内容よりも生活の改善を意識しましょう。

気(代謝)が低い人は余分な老廃物を排泄できていません。

血(栄養)が足りてない人は消化吸収が不十分です。

津液(リンパ)が滞るようなら水分不足と言えます。

自分の身体に過不足はないか?

まずは体質をしっかりと判断してから食事や生活は実践してください。

 

まとめ

身体は突然悪くはなりません。

少しずつサインを出してくれているのですが、現代人は不調のサインに鈍感になっています。

それは何か不調があったときに薬などでごまかしてしまうからです。

また、空調などが発達したために自然の体温調節機能が低下するなど身体が弱っているのも原因です。

大切なのは自然に即した生活習慣と身体のサインを見落とさないことです。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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