東洋医学で体質改善!心熱(火タイプ)の養生法
火タイプ
東洋医学で心というと、心臓だけでなく「こころ」精神的な面も含みます。
特に、うつ症状や自律神経失調症などは心の問題と捉えます。
こちらでは、東洋医学における心の問題を解説し体質改善の方法を書いていきます。
心臓にも影響する心の問題とは
心以外の臓器は、虚するという表現ですが心が虚するのは死ぬ時です。
そのため、問題となるのは過剰に働いてる状態です。
例えば、子供の時に遠足の前日は眠れなかった経験はありませんか?
楽しみが強すぎると興奮して眠れません。
これが心が過剰に働いて自律神経が乱れている状態ですね。
本来なら、楽しみが終わった後に心は落ち着くものですが、上手く鎮められない人は、
- 自律神経失調症(気滞)
- うつ症状
を招きやすくなります。
見た目には、外交的でよく話し、精神の問題と無縁そうに見える人が、急に体調を崩すのはこのためですね。
では、体調を崩した時はどうすれば良いのかを次に書いていきます。
心熱の体質改善
一つ目のポイントは、血(栄養)をサラサラに保つという事です。
心熱には、赤い食べ物が良いと言われ、
- トマト
- ニンジン
- スイカ
に血液をサラサラに保つ成分が含まれているからですね。
その成分がカリウムで、普段から食品添加物の摂取が多い人は、排泄されやすいので、特に重要です。
また、興奮した状態は頭に熱が昇っているので、コーヒーや緑茶などの熱を冷ます飲み物が相性は良いですよ。
ただし、過剰に摂取するとトイレが近くなり、津液(水分)不足になるので気をつけましょう。
日頃から、ミネラルウォーターで水分を多めに摂るのが体調管理には重要ですね。
激しい運動は、心熱に悪影響ですが、散歩やストレッチなどの軽い運動は改善に効果的なので日々に取り入れましょう。
お風呂は、ぬるめのお湯に長めに入るのが自律神経を整えるので良いですね。
また過剰な脂質や糖質は血液をドロドロにするので控えましょう。
次の眼球体操も自律神経を整えます。
眼球体操のやり方)
- まず右斜め上の眉毛の外側を見て5秒間キープ
- 左斜め上の眉毛の外側を見て5秒間キープ
- 右下、左下と見て5秒間キープ
- 右回しを5回、左回しを5回行う
- 最後は寄り目をする
上手くできない人は指を両目の真ん中に置きそれを見るようにしてください。
目の動きは自律神経を整える効果があるので試してみてください。
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まとめ
心熱の問題は精神面だけでなく、歯痛や頭痛も引き起こします。
一見、外交的に見える人でも、急に情緒不安定に襲われるのは心が過剰に働くためですね。
食生活に気をつけるのはもちろん、自律神経を整えるために、お風呂や眼球体操を試してください。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院