東洋医学で体質診断!自分で簡単にできる基本の四診とは

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体質診断

体質診断は世の中にたくさんありますけど、2000年以上続くものは少ないと思います~。

今日は、機械が無い時代から身体の中を知る事が出来た、東洋医学の体質診断の仕方を紹介します~

土麻

基本の四診(ししん)

望診(ぼうしん)

表情から読み取ろう

顔面や結膜が青いと、肝虚(かんきょ)といい肝臓の弱り。

舌や顔面全体、眉間が赤い場合は、心熱(しんねつ)といい心臓に負担がかかっている状態。

口の周囲や、皮膚が黄色い場合は、脾虚(ひきょ)といい膵臓が弱っている状態で唇が荒れやすい。

皮膚が白い人は、肺虚(はいきょ)で呼吸器が弱い傾向にあるので、喉を痛めやすい。

皮膚や耳が黒い場合は、腎虚(じんきょ)で老けた印象を受けやすい。

見た目の中で、最も大切なのは肌のツヤ

顔の肌ツヤが良ければ、難病でも治るが肌ツヤが悪い場合は、危険と判断する。

 

②問診

肝の弱い人の声は、甲高く早口である。

特に、調子を崩していると、呂律が回りにくくなる。

緊張した時に、噛んで上手く話せなくなる人は、肝臓が弱りやすい木タイプ。

話しすぎる時や、笑いすぎる時は心に熱がある。

頭に昇った熱を、降ろすのが苦手なので、長時間のおしゃべりが平気で、外交的な人は心臓に負担がかかりやすい火タイプ。

声に元気がないのは脾虚。特に、お腹が空くと話す元気も無くなるという人は土タイプ。

ただし、歌いすぎたり喋りすぎる人は、脾虚胃熱である。呑んだ後にカラオケに行きたくなるのは、胃や膵臓に、熱が大量に発生している証拠ですね。

肺虚(はいきょ)の人は、低音でよく通る声をしている事が多く、クールで感性が鋭い人が多い。

マイペースで、話す時とそうでない時の差が激しい人は金タイプ。

腎虚になると、聞き取りにくいこもった声。特に、叱られている時や驚いた時は、声が出ないか極端に小さくなる

話すより先に行動する事が多く猪突猛進な人は水タイプ。

 

③触診

木タイプの人は、肝経のツボ大衝(たいしょう)や胆経のツボ風池(ふうち)を押さえると痛みます。

火タイプの人は奇穴である特ビや小腸経の天宗(てんそう)を押すと痛みます。

土タイプの人は胃経の足三里や脾経の陰稜線(いんりょうせん)で痛みます。

金タイプの人は肺経の中府(ちゅうふ)や大腸経の手三里で痛みます。

水タイプの人は腎経の湧泉(ゆうせん)や膀胱経の陽稜線(ようりょうせん)で痛みます。

四診には臭いも判断基準の一つですが臭いをかぐ機会は少ないのでまた今度。

 

まとめ

検査の数値は重要ですが、異常が出る時はかなり悪化しています。

今回、紹介した体調の見方は、数値に異常が出ている時はもちろん、未病(みびょう)と言われる機能低下の段階でも判断出来ます。

また、タイプ別に弱りやすい内臓は決まっているので、自分のタイプを把握しておくと良いですね。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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