東洋医学と西洋医学を併用して五華で体質診断!
五行色体表
五華
人間には変調が反映される部位があります。
特に東洋医学では爪と顔色、唇、体毛、髪
の変化に注目します。
こちらでは西洋医学からの観点も踏まえ身体の不調と内臓の関係について書いていきます。
木タイプ(爪)
爪表面のピンク色が白くなると肝硬変が疑われます。
次に爪表面が黄白色になると肝機能の低下から
新陳代謝の低下が疑われます。
次に、爪表面が青紫色になると、木タイプに多い瘀血の症状で血流が滞っているサインでもあり、悪性の貧血も疑われます。
爪に縦の割れ線は、代表的な肝機能の低下サインです。
曲がった爪が指先を覆うのは、その形から、ばち爪か発見者からヒポクラテス爪と呼ばれます。
肝臓に限らず、色々な内部疾患が原因に考えられるので注意しましょう。
火タイプ(顔色)
ホルモンの異常でも顔色には変化が出ます。
ストレスが多く顔色が黒っぽい人は、抗ストレス作用のある副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌されている可能性もあります。
結果として、
- 血液循環が悪くなる
- 活性酸素が増える
- 自律神経が乱れる
などになりますね。
抗酸化作用の高い
- トマト
- スイカ
などの赤い食べ物を摂りましょう。
顔色が黄色く
- 動機
- 息切れ
- めまいなど
を伴う人は溶血性貧血が疑われます。
こちらも副腎の異常からなる人もいるので、倦怠感の強い人は要注意。
また黄色は、心を助ける小腸で閉塞性黄疸を起こしている可能性もあります。
まずは水分をしっかりと摂り、改善しなければ病院に行きましょう。
そして心の負担となる過剰な脂質も酸化して、たんぱく質と結びつくと黄色くなる原因となりますよ。
顔が白い場合は貧血ですね。
血(栄養)が不足した状態なので、
- レバー
- ほうれん草
など鉄分を多く含む食材を積極的に食べましょう。
その他、顔が赤い時は
- 更年期障害
- 糖尿病
が疑われます。
栄養バランスの整った食事を摂り、適度な運動を心がけましょう。
土タイプ(唇)
特に
- 上唇は胃の状態
- 下唇は大腸の状態
を表します。
そして、
- 左の口角は胃の入口
- 右の口角は胃の出口
の状態が反映されると言われます。
例えば、唇が腫れていれば胃腸も腫れており、カサカサになっていら胃熱の状態を現します。
口角炎は、身体が生野菜や冷たい飲み物などで冷えているサインです。
口内炎は食べ過ぎなどで胃が荒れているサインですね。
普段から、
- キャベツ
- 玉ねぎ
などに生姜を加えた野菜スープを摂り、よく噛んで、ゆっくりと食べる事が大切です。
金タイプ(体毛)
体毛には大きく分けて2つの働きがあり、身体の中と外を守ることです。
例えば鼻毛やまつ毛、耳毛などは身体の中への雑菌の侵入を防ぎます。
もしくは、物理的な外的刺激から、身体を守るというのは髪や体毛が行っており、内臓の弱い所ほど体毛が生えやすい傾向にあります。
- 肺の弱い人は肩甲骨の間が濃くなる
- 腸が弱い人は下腹部の体毛が濃くなる
などがあります。
また東洋医学における経絡上にも体毛は生えやすくなります。
- 肺の弱い人は腕が濃くなる
- 胃が弱い人はすねの体毛が濃くなる
などもあります。
水タイプ(髪)
髪が健やかに育つためには、血(栄養)が流れていないといけません。
しかし髪に回る血(栄養)は、内臓に比べて後回しなので、十分な血(栄養)が届くとは限りません。
これが、髪は血余(けつよ)と呼ばれ、血(栄養)の影響を強く受ける理由ですね。
優先順位があるのです!!
また、髪には身体の毒素を排出するという重要な機能もあるので、
- 髪がパサつく
- 細くて弱々しい
状態は、腎(生命力)も弱っていると言えますね。
つまり、髪の毛がサラサラで強くキレイな人は腎(生命力)が強いと言えますね。
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まとめ
身体は突然、不健康にはなりません。
前段階として、身体の各所に異常が現れていますから。
少しの変化も大した事は無いと油断せずに、日々の変化に気をつけましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院